02 ,2011
-美術館-
美術館、それは気に入った絵を見つけに行くところ。
見つかったらじっくり見て、何故その絵が気に入ったか自分に問うてみる。

・色遣いがすごくきれい
・シックでシャレていてクールだ
・とにかくシュールに突っ込んでいる
・力強く大胆で包み込まれそうだ
・写真のようにリアルだが神秘的だ
・描き方が独特で見たことない、新鮮だ
・いいたいことがズンズン伝わってくる程真に迫っている
・どこかしら懐かしく、心の底から温かくなれる
・画家の冒険的な意気込みが響き渡っている
・実物より実物をうまく表している
・広大さや深い奥行きに引き込まれそうだ
・明るく優雅に輝いていて自分も溶け込みたくなるくらいうっとりする
などなど
気に入り方は人それぞれだ。
そして気が付いたら見つけてしまう「なぜか心魅かれる絵」。
「なぜか心魅かれる絵」は、それが発しているものから受け取れる感触の延長線上に
「自分にないもの」があることを教えてくれる。

だから昨日心魅かれたからといって今日もそうかといえば違うかもしれない。何年も
何十年も変わらず心魅かれ続けている絵もあるだろう。または戻ってくることもある。
それは自分の変わらない心と移り行く心、または浮き沈む心、どの琴線に触れるか
によっても違うようだ。
また求めるものは両極にある。
例えばやや元気がない時求める、力強い絵、逆に癒し心鎮めてくれるやさしげな絵。
その時の自分の欲しているものは何か、心魅かれた絵によって逆算、診断できる。
そう、自分の心のなかを少~し透かし見ることが出来る場所、それが美術館だ。
Pochit Please!
