12 ,2010

やわらかな布にほんのり浮き立つカップや花瓶、そして花々。雲の上にたたずむおとぎ話の食卓のよう。
画家本人は至ってマジメだった。酒も飲まず、遊びもせず、わずかな微笑のもとただ家の中で黙々と描いた。
そんな彼の作品の多くは、ホットミルクにひたしたビスケットのように、トローリ感に包み込まれているのだ。
■ エドゥアール・ヴュイヤール 「テーブル・ドレッサー」
1902年
Pochit Please!

テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。 ジャンル : 学問・文化・芸術