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  09 ,2023

~ For you just before visiting a museum ~                                  


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 I  M A

Author: I M A
〜19世紀以降の絵画を1枚1枚語るブログ〜 
美術史を塗り替え続けた日々を "簡単で軽率な3行コメント" とともにご紹介!
貴方の10秒を、いただきます。


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18

Category:   ルソー

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天が微笑む調和みなぎるルソーワールド!
■ルソー17







フラミンゴたちは、自然界での大先輩、ロータスに見つめられながら一休みしている。

そして、彼らを遠くからソテツたちが眺めている。

そして、湖は優しくみんなを撫でるような息遣いで見守っている。
















■ アンリ・ルソー   「 フラミンゴ 」
  
   1907年   


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17

Category:   ルソー

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文字通りピカソが発掘した画家アンリ・ルソー
■ ルソー16








パリの骨董屋の片隅に置かれていたこの作品を手に取ったピカソ、値段はわずか5千円ほどだった。

革命を起こしてきたピカソだからこそ見出すことができた、「教育されていない、生の、無垢なアート」。

ところで、この杖的な木の枝の意図は何だろう、いや、計算されていないだけにそのまま受け止めるべきだろう。
















■ アンリ・ルソー   「 女性の肖像 」
  
   1895年   ピカソ美術館


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ピカソ、マティス、ゴーガンが大絶賛!印象派からも!

■ルソー15







ルソーのジャングルシリーズ、この頃かなり評価が分かれていた。

美術評論家たちからは、「取るに足りない稚拙な絵」、一方ピカソたちからは、「純心で卓抜した絵」。

グリグリ、グリグリっと絵画史の幅が広がっていった狂おしい1900年代初頭。
















■ アンリ・ルソー   「 ライオンの食事 」
  
   1907年   メトロポリタン美術館


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28

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「エッフェル塔が嫌いなやつは、エッフェル塔に行け」ということわざの意味?!

■ルソー14







その中に入れば外的存在はなくなる、ということ。

1889年のパリ万博では超目玉となり多くの観光客を集めたが、実は建設前芸術家による反対運動が起こっていた。

素直なルソーはただただ単純にその光景を称えた。














■ アンリ・ルソー   「 エッフェル塔とトロカデロ宮殿の眺望 」
  
   1898年   ポーラ美術館


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あれれ、サルが釣り?
■ルソー13








黒いサルの右側から釣り糸が、茶色いサルは手に竿?。可能性の創造からか・・・。

とにかく楽しそうな時空だ。

白い花々、黄色い花々、それぞれに絡む背後のサルたちが、見事な対比と生命感を形成している。
















■ アンリ・ルソー   「 サルのいる熱帯林 」
  
   1910年   ワシントン・ナショナル・ギャラリー


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04

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みんな生きてるみたいな、体温があるような質感。
■ルソー12







軽やかに廻りのモノと結びついているようだ。

静物だけど、ウゴウゴしそうな感じ。

みんな、ささやいているかもしれない世界。
















■ アンリ・ルソー  「 ティーポットと果物たち 」
  
   1910年  


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20

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植物園の想像王!
■ルソー11








実際には南国もジャングルにも行ったことはない。

一切誰からも絵画を学んでもいない。

だから描ける無垢の世界。画家の堅い透き通ったもの、それを磨き上げたら片っ端から思わぬ至宝の絶品となっていった。

















■ アンリ・ルソー   「 馬を襲うジャガー 」
  
   1910年   プーシキン美術館


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会費を払えば誰でもで出展できる展覧会「アンデパンダン展」が生んだ”超真面目スーパー日曜画家”ルソー。
■ルソー10






「アンデパンダン展」とは、パリで1884年以降開催されている無審査・自由出品、無鑑査・無褒章の美術展。

この出品作は、彼がまだ彼が税関で働いていて、仕事が終わった後か休日に描かれたものだ。43歳ころ。

当時としては新鮮で、多くの来場者の目を奪った。勿論「遠近法がわからないド素人」という批判もあったが。














ルソー10L  アンリ・ルソー   「 カーニバルの夜 」
  
    1886年   フィラデルフィア美術館


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ジス ィズ ルソー様のカラーフィールド!
■ルソー09






レッド、グリーン、ブラックベースのワイルドでキュートなシャウトがバーニング!

サンデーペインターのキングがクライムアップしたトップ・オブ・ジ・オンリー・ワールド!

アプリシェイト!ザッツ イット!














ルソー09L アンリ・ルソー   「 花瓶の花 」
  
   1909年      


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下の方の弱った黒い花は何かを暗示していよう!
ルソー08L






信じられないが、あののんびりルソーが、小じんまりし、静けさに向かい、ただ時を待つ風。

だとすると、あの花は自画像か。いや、亡くした2人の妻の両方が映されているのか?

極厳の淵で画家はもはや、自身の全ての過去の終焉を少しずつ語り始めているかのようだ。













■ アンリ・ルソー   「 花束 」
  
   1910年   ヴィンタートゥ-ル美術館   


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真面目な野生派おじさんの「花」。
■ルソー07






アンリ・ルソー、「素朴派」。日本では山下清とか。手本も師匠もなし。彼らは筆先からのみ自らの時を刻み続けた。

これは画家最期の年の作。お気に入りのいつもの植物園には行けなくなった頃だ。

でもまだまだ。熱血のパレットから、対象物の生命感を根こそぎ表した。ただ、こんな整然さは今までになかった。














ルソー07L アンリ・ルソー   「 花束 」
  
   1910年   テイト・ギャラリー   


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超ポジティヴ男ルソーは、エッフェル塔が大好きだったようだ。
■ルソー06







当時の多くのアーティストたちは図体のでかい無機質な金属塔を醜悪ととらえたのだ。

心底パリを愛する者には文化様相からは相容れない代物であった。

ただ、唐突な中空の異物であることは間違いないが、パリを一層引き立たせることには成功した。
















■ アンリ・ルソー   「 エッフェル塔 」
  
   1898年   ニューヨーク近代美術館   


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まあまあワイルドだぜ~
■ルソー05






何かに驚いているカワイイ虎。何にだろう?稲光か、それか雷音?もしかして・・・、日食?

まあいい。熱帯雨林なんかに行ったこともないルソーが描いたんだから、何か空想ごとがあるのかも。

野獣や植物たち同士がが戯画的に絡みつくように描かれており、タフでファンタジックな世界が生まれている。














■ アンリ・ルソー   「 熱帯の嵐の中の虎(驚いているところ) 」
  
   1891年   


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ゴッホがぶつぶつ言いながら歩いてきそうな気がしない?!!
■ルソー04






超まじめ男、ルソー。人物画を描くときは、その顔をものさしで測るらしい。

そこから言うと、緑の木々はそうだったんだとしか思えない。

けど奥の木があんなに太いなんて、人も同じくらい?・・不思議だが、ルソーだけどウソーではないはずだ。














■ アンリ・ルソー  「 ビエーヴル谷の春 」
  
   1909年  メトロポリタン美術館


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ちょろちょろだけど滝。

■ルソー03






全て独学で絵を学んだルソー。だからこそ、誰とも違う画風が生まれたのか?

緑が支配し、赤がほとばしる世界。暑苦しくても、何故かいつも清涼感が溢れている。

そう、描き込めば描き込むほどに、リアルでイキイキと見えるんだ。














■ アンリ・ルソー  「 滝 」
  
   1910年  シカゴ美術館


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昔美術の教科書に載っていた率は岸田劉生の娘並みのこの作品!


■ルソー02






月から見たら、共に似たような生き物かも。裸足同士だし、しっぽは杖、立髪は衣服。

砂漠から見たら、ライオンは気高く、人間はモノを持ちガチャガチャ面倒な奴らだ。

一方、人間から見たら、全てが純粋だ。














■ アンリ・ルソー  「 眠れるジプシー女 」
  
   1897年  ニューヨーク近代美術館


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ジャングル・サーカス、緑の競演!

■ルソー01







絵画を自らの鍛錬のみで習得し、下手といわれながらも一心不乱に己の絵を信じ、高め貫いた。

何という孤独。・・・しかし、その長い孤独はやがて誰にも掴めないものを次々につかんでいった。

そしてついには、「ルソーはすごい」 というピカソからの絶賛の言葉さえ贈られた。こんな人にはかなわない。
















■ アンリ・ルソー   「 夢 」
  
   1910年   ニューヨーク近代美術館


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