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  03 ,2023

~ For you just before visiting a museum ~                                  


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 I  M A

Author: I M A
〜19世紀以降の絵画を1枚1枚語るブログ〜 
美術史を塗り替え続けた日々を "簡単で軽率な3行コメント" とともにご紹介!
貴方の10秒を、いただきます。


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そろそろ抽象チックへ
■モンドリアン13







翌年作品を見せに行ったパブロ・ピカソに屈辱の言葉を浴びせられた。

いい原動力になったようだが、この時期の作風もイイ。

単純化した「何となくわかる感」が、鑑賞者と共有できる余地を育むからだ。
















■ ピエト・モンドリアン   「 夏、ジーランドの砂丘 」 
  
   1910年   デンハーグ美術館

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テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

11

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モンドリアン、サナギの時代
■モンドリアン12






「現実の像を何かへと一気に昇華させたい!だからよく水に映してちょっとずつ試しているんだ!」

って画家が言ったわけではないが・・

でもそんな作品が多くて、晩年の完成形などを観ていると、じわっ~とこの時代の絵を思い出したくなる。














■ ピエト・モンドリアン   「 ダイフェンドレヒトの農場 」 
  
   1915年   

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25

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そして、こんなことになった。こんな「事態」とでも言おうか、とにかく、考え及ぶ最も遠くまで行ったことは確かだ。
■モンドリアン11






「タブロー」とは絵画のこと。壁画やデッサンとは違う。つまり、移動可能な完成作品のこと。

モンドリアンは、タイトルを「絵画」とし、この作品を一種の「文様図」や「柄デザイン」とは一線を画した。

1921年に一旦制作完了、再度筆を執り1925年に仕上げた。なんだかピカソのあのやつと似ている。














■ ピエト・モンドリアン   「 タブロー NO.1」 
  
   1921-25年


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24

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絵画がどんどんシンプルに?、いや難しく?
■モンドリアン10






コンポジションとは、構図。つまり、「どう分けて、どんな形にし、どう並べるか」ってこと。

ボラティリティとは、振り幅。「どれだけ変動するか」ってこと。

一生涯のうちでこの男ほど、描くための組立てを進化させていった画家はいまい。














■ ピエト・モンドリアン   「 コンポジション NO.9 (青い正面口)」 
  
   1914年


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14

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モンドリアンの若描き!
■モンドリアン09







あの風車のマス目に青とか黄色とか赤とか塗りたくなってくる。

線での表現に見切りを付けるかどうか、っていうところか。

また、見つめる対象が「色の集合体」、っていう方向に向かっている時期なのかもしれない。














■ ピエト・モンドリアン   「 西に面した上部が切り取られた風車のある景色 」 
  
   1902-03年   ニューヨーク近代美術館

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31

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絶品モンドリアンの点描。
■モンドリアン08






穏やかで優しげな色の旋律。

疑いの余地なく自然の姿を手がかりに独自の絵画理論をここに投影している。

で、真ん中あたりの一部はそのまま別の作品にもなっているくらい作家自信もお気に入りだったようだ。














■ ピエト・モンドリアン   「 砂丘Ⅲ 」 
  
   1909年   デン・ハーグ美術館


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06

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荒々しい色彩の軍団(野獣派)に寄り道して、でもやっぱり進んでいく方向は単純化なんだ?!


■モンドリアン07






やがては、「色を定め配置する行為」により、独創的な絵画スタイルを達成した巨匠、モンドリアン。

色に役割を担わせた描き方だ。そして抽象への助走がすでにここにある。

観る者を意識することよりも、「これなんだ」だから「こう描くんだ」という頑固さが彼を野生にした。













■ ピエト・モンドリアン  「View from the Dunes with Beach and Piers, Domburg」

   1909年  ニューヨーク近代美術館


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23

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これは誰か?


■モンドリアン06






ヨーロッパの1900年初頭。熱過ぎる時代だ。

それまで穏やかだった河ににわかに数々の渦が生まれた。それらはぶつかり合ったり、交じり合ったり・・・。

この作品の後すぐ、画家はキュビズムに触れ、さらにその先の誰も知らない激流を一気に突き進んで行った。















■ ピエト・モンドリアン 「 The Red Tree 」 
  
  1910年

 

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簡単に過ぎる!か?いや・・・


■モンドリアン05






モンドリアンもヨーロッパの戦火を逃れてアメリカに亡命した一人だ。

この頃多くのアーティストがニューヨークにやってきている。しかるにNYが美術市場の1丁目1番地になった。

この地は以後不動の地位を得、次々と新鋭かつ粒ぞろいの抽象表現主義者を生むことになる。
















■ ピエト・モンドリアン 「 Composition12 」 
  
  1937-42年



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アブストラクトへの序曲!


■モンドリアン04






Blue、Red、Yellow・・・そうその配色。


碁盤目・・・そうその順列。


確かに彼は絵画理論を構築させながら、純粋に平面に向かった。大胆に、かつ献身的に。
















■ ピエト・モンドリアン 「 太陽の風車 」 
  
  1908年





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09

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かつてニューヨーカーを心底熱くしたシンボルアート!

■モンドリアン03






行き着いたようだ。

3色マジックの極意に、ニューヨークシティの地に、そして抽象キングの地位に。

一度レベルゼロ寸前まで行ってからの飛翔。ストイックでドリーミーなイメージマップ、ここに完成!













■ ピエト・モンドリアン   「 ブロードウェイ・ブギ・ウギ 」 
  
   1943年   ニューヨーク近代美術館


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08

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街の核。
■モンドリアン02






「赤、青、黄と黒の線」。題名もそのまま。何と情報量の乏しい絵・・・。


いや、どうやら「上空から見た街」のようだ。そして、最小限の仕掛けで最大限の効果を見せようとしている。


ふと気付く。交差点の点滅に 「 街の活気と喧騒 」 の表現装置が隠されているようだ!














■ ピエト・モンドリアン  「 コンポジション 赤、青、黄 」 
  
  1930年

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06

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抽象化の直前の絵。
■モンドリアン01






まだまだよくわかるりんごの木の絵。でも予告編でもある。

この年ピカソたちのキュビズムを見て、「やっぱりパリだ!」と故郷アムステルダムを去った。

求めていたのはキュビズムのもっと先だった。「抽象」と「ミニマム」の融合、究極に辿り着く進化ぶりだった。














■ ピエト・モンドリアン   「 灰色の木 」 
  
   1911年


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