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  09 ,2023

~ For you just before visiting a museum ~                                  


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 I  M A

Author: I M A
〜19世紀以降の絵画を1枚1枚語るブログ〜 
美術史を塗り替え続けた日々を "簡単で軽率な3行コメント" とともにご紹介!
貴方の10秒を、いただきます。


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31

Category:   マレーヴィチ

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最晩年近くの作品、抽象的でもあり具象ともいえるゾ!?
■マレーヴィチ16







「絵画とは、そこから意味や意義を消し去るべき芸術手段」・・・、彼が掲げた絶対主義

あれから15年、あの作品と併せて味わいたい。

「色」と「配分」で調和と高揚を描いている至極の試みだ。
















■ カシミール・マレーヴィチ   「 赤い家 」

   1932年  ロシア美術館  


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テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

06

Category:   マレーヴィチ

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まさかこの絵があの抽象画の巨匠の作品なんて!!
■マレーヴィチ15







マレーヴィチのき、26歳の頃。

当時の彼の絵の先生がセザンヌや印象派に夢中だったので、その影響をもろに受けた作風だ。

後に美術界を揺さぶる男となる入念な準備運動は、そろそろその工程を終えようとしている。。
















■ カジミール・マレーヴィチ   「 ビルケンハイン  」

   1905年      


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21

Category:   マレーヴィチ

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とにかく振れ幅多き画家~鍛錬時代から究極哲学芸術、そして手加減作品まで~

■マレーヴィチ14







ロシア革命後政府による弾圧が過激さを増し、投獄までされた。

絵画はそれだけ民衆心理に対して、絶大な力を持ち得るということだ。

彼のこの時代はいい通過点、やがて至高世界「四角い黒」(1915年)や「白の上の白」(1918年)を美術史に産み落とした
















■ カジミール・マレーヴィチ   「 吹雪の後の村の朝 」

   1913年   グッゲンハイム美術館    


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04

Category:   マレーヴィチ

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抽象画とは、、、
■マレーヴィチ13







理論的なようで、実は作品そのものはそうでもない。

マレーヴィチの到達した「対象物を持たない絵画」、様々な制約から解放され、至高の自由を得た。

その分、ストーリーや背景や意志がないので、観る者は心底ぼさーっと無意識下で味わっていいのだ。
















■ カジミール・マレーヴィチ   「 ダイナミックシュプレマティスム 」

   1916年   ニューヨーク近代美術館    


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09

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何度でも!



黒い窓が表す鬱積の心情の代弁、そしてそれへの非難を恐れずに描いた。

具象と抽象を織り交ぜた表現。コントラストの加減と色彩の配置があまりに小気味良くって。

組立てがとにかく整然としている、ように見えて実は秩序を与えていない。つまり、ゆっくり染み込んでくる。






■マレーヴィッチ12














■ カジミール・マレーヴィチ   「 白い家のある風景 」

   1929年   ロシア美術館    


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27

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絶対に行き、抽象を生み、とにかく極め尽くした画家の若い頃の絵!
■マレーヴィッチ10






とは言っても30才の作。当時からやっぱりホントにいっぱいの色を持ってたんだ。

しかも絶景スポットから。

手前左の樹の逞しさがいかにも男性的で、張り巡らされた枝は女性を捕まえようとしているかのようだ。














■ カジミール・マレーヴィチ   「 森の中の川 」   
   
   1908年  


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28

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フォービスムにも寄り道した!
■マレーヴィッチ09






強い輪郭、大胆な色彩、立体感のない仕上げ。野獣派と言えよう。

でもこの白の使い方はこの男の独壇場だ。

冴え響く重厚感、肉厚の叫び。それらを切に呼び込んでいるのだ。














■ カシミール・マレーヴィチ   「 静物 」

   1911年    ロシア美術館


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20

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何度も見ても・・・
■マレーヴィッチ08






彼の言葉だ。「色彩とは、それなしでは世界は存在し得ないほどのものだろう」って。

抽象チックな色のタスキたちは白い建物を大いに引き立てるフレームの役目をも負っている。

しかし、高潔な白と黒だ。天と地も称えているかのようだ。














マレーヴィッチ08L カシミール・マレーヴィチ   「 白い家のある風景 」

   1929年  

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03

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この色遣い、黒い窓が何を意味しているか考える前に、・・・まず気持ちいい!


■マレーヴィッチ08






彼の言葉だ。「色彩とは、それなしでは世界は存在し得ないほどのものだろう」って。

あんなに体制や、宇宙や、未来なんかについて哲学びっしりで突っ張っていたのに、よかった!実は色が軸の男。

どの世界でもそうだ。相当の深みある技がなければ己の主義主張も通らない。いや見向きもされない。















マレーヴィッチ08L カシミール・マレーヴィチ   「 白い家のある風景 」

   1929年  

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01

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多分怒っている!


■マレーヴィッチ07







スターリンがソビエト連邦の絶対的指導者になった翌年の作品。

画家は、国家のみが栄え、民が萎え行くのに耐えられなかったのか。

感情を削ぎ落された無機的な肢体。手にある農具は廻りの強い色彩の中、一際にぶい閃光を放っている。















■ カシミール・マレーヴィチ   「 刈り入れする女たち 」

   1930年  

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26

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屋根の緑が戦略的!


■マレーヴィッチ06






印象派チックにまた野獣派っぽく、一見存在意義からすると浅薄に見えるが違う。

ブルーグレーパープルの影の力がしっかりパンチを放ち、直射面に食ってかかっている。

緩やかではあるが確かな衝撃。アイデンティティーが控えめにいきり立った作品と言える。いいね!















■ カシミール・マレーヴィチ   「 花咲くリンゴの樹 」

   1902年   


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05

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アルペニスト

■マレーヴィッチ05






描く対象を持たない、絶対主義。第一人者、カジミール・マレーヴィチ。

一旦頂上に上り詰め、ふと後ろを振り向くと今まで見ていた「頂」という一点とは違う別の世界があった。

それは、山を下りるときの心境に似ているかもしれない。ゆっくり味わい、じっくり踏みしめ、歩を進めた。














■ カジミール・マレーヴィチ   「 二人の肖像 」

   1931年    


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22

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「絶対主義」ってかなり疲れたでしょう?


■マレーヴィッチ04







やっぱりあれは通過点だったんだ。端的幾何学の世界から帰ってきた1927年。

突き詰めて四角1つで硬直した世界を表現した後、時代の安堵からか対象が現れ、実在の像を画面に許し与えた。

以降の有機的な作品は、観る者に安心感と同時に画家のかつての血生臭い自身との闘いを浮き彫りに見せる。















■ カシミール・マレーヴィチ   「 赤い家 」

   1932年  ロシア美術館  


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17

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共通項はグラスとアルコール、そしてヒトが味わうこと。


■マレーヴィッチ03






画家曰く、「芸術、それは自然から全く独立したものであるべきだ」と。

自ずと抽象的なモノになり、幾何学的に走り出す。

印象派がフルーツを添えた色鮮やかなカクテルとしたら、こちらはアブサンのロックみたいなもの。















■ カジミール・マレーヴィチ   「 シュプレマティズム・ペインティング 」

   1917年 ニューヨーク近代美術館  


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10

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マレーヴィチ最晩年


■マレーヴィチ02






対象なく描く「絶対主義」を通り抜け、具象で純度の高い作品が続く。

瞳と唇が、「自信のなさ」と「熱い想い」として引き伸ばされて衣装に乗り移っているようだ。

ピカソの「「腕を組んで座るサルタンバンク」と語らってもらいたくなるほどの好青年だ。















■ カシミール・マレーヴィチ   「 若者の肖像 」

   1933年 ロシア美術館  


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22

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これのどこがどういいのか?


■マレーヴィッチ01






実は、正方形は自然界には存在しない。人間のみが作り出せるカタチだ。

それだけで立派なアートじゃないか!宇宙レベルで。

「最小で、最大かも」そんな大きな作品である。















■ カジミール・マレーヴィチ  「 白の上の白 」

   1918年  ニューヨーク近代美術館


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