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  09 ,2023

~ For you just before visiting a museum ~                                  


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 I  M A

Author: I M A
〜19世紀以降の絵画を1枚1枚語るブログ〜 
美術史を塗り替え続けた日々を "簡単で軽率な3行コメント" とともにご紹介!
貴方の10秒を、いただきます。


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Category:   カンディンスキー

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宇宙的な様子?!
■カンディンスキー13









暗黒に大小の円。

混沌の調和、それは大宇宙かと思わせる。

色彩はエネルギーを表し、エネルギーは有限を意味する。
















■ ワシリー・カンディンスキー   「 いくつかの円 」

   1926年  グッケンハイム美術館


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テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

26

Category:   カンディンスキー

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1933年以降のカンディンスキーは格別!!
■カンディンスキー12







パリで過ごし始めた画家。

当時のパリのアートシーンを感じ、手に取り、自らの作風に一層の進化を図った。

振り返るとそれまでが長い試行錯誤の時代だったかと思われるほど、「至宝領域」にまで極めた。

















■ ワシリー・カンディンスキー   「 縞 」

   1934年  グッケンハイム美術館


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02

Category:   カンディンスキー

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大学の法学部教授の地位をあっさり捨て、30歳ころから絵を始めた!このとき32歳。
■カンディンスキー11







この作品の前年の1895年、モスクワでフランス印象派の展覧会を観た。

モネの「積みわら」から本格的に絵画へ向かうようになった。

何かを崩し、何かをまとめようとしながら描かれただろうこの時期、作品にその野性味があふれている。
















■ ワシリー・カンディンスキー    「 オデッサの港 」

   1898年  トレチャコフ美術館


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クレーかと思う可愛らしさ!
■カンディンスキー10







抽象絵画の創始者、ワシリー・カンディンスキー。

この作品の副題がドイツ語で、「Empor(皇帝)」。

キュートでポジティヴなシンボルが、頭文字の「E」を伴い幻想の中空に浮かんでいる。
















■ワシリー・カンディンスキー   「 上向き 」

   1929年  グッゲンハイム美術館

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24

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鑑賞者が自由に回遊できる、大雑把な3つの区画分けについて

■カンディンスキー09







画面右上の建物群、左側の植物群、そして残りの右手前半分強のにぎわう様子。

それぞれ対象に合わせて視座が違う。それぞれ水平正面にしてとらえている。

その関連性を溶きほどくことにより、黒く縁取られた商人たちがより大きな存在感をまとうことになる。
















■ワシリー・カンディンスキー   「 商人たちの到着 」

   1905年  宮城県美術館


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何を話しているか想像してみよう!!
■カンディンスキー09







これくらいの具象加減が最も想像力をかき立てるような気がする。

「我々は宇宙の一部にいるんだなあ~」、「宇宙のどの辺にいるのかなあ?」「真ん中あたり?」「端っこ?」

「時間ってホントに流れているのかなあ?」「・・・あると思う、音楽が成り立つということは・・・」「もしも・・・・」
















■ ワシリー・カンディンスキー 「 彗星 」

   1900年  


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カンディンスキー・ワールド最高域の作品


■カンディンスキー07







「現実具象」という深く埋まった鉄柵を取り外し、真にクリエイティヴな表現世界を繰り拡げた。

各隣色の響き合い、ウォームフルでリズミカルなカタチたち、優雅な無地面積の量と距離感。

間違いなく画家の代表作の1つである。
















カンディンスキー07L ワシリー・カンディンスキー   「 全体 」

   1940年  東京国立近代美術館


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この頃のは、やめてくれ!って言われそうだ。
■カンディンスキー06






彼の中後期の作品ばかり見ていると、ミステリアスだったり、リズミカルだったり、デコラティヴだったり。

でも、この時期野獣派にしっかりと影響を受け、実践もしている。この作品がそう。

でもここからだ。超一流は独自に極度に進化する。誰にも真似できない世界を築き上げるのだ。














■ ワシリー・カンディンスキー   「 マルナウの秋 」

   1908年  


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あの「抽象」に向かう2年ほど前の作品だ。
■カンディンスキー05







かなり野獣的な絵だ。原色や強い色を多用しているという面で。

この後彼の筆に担われたものは、「抽象美術」という宇宙的な絵画だった。

余程の勇気、いや無謀。画家はそのどちらでもなかった。一途に理論的に絵画の方法論を切り裂いていったのである。
















カンディンスキー05L ワシリー・カンディンスキー   「 マルナウからの眺め 」

   1908年  


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あっ、モンドリアンが入っている?!
■カンディンスキー04






この碁盤のちょい色塗りのあたり、静かだけど音を感じる世界だ。

タイトルの楕円くんは首をかしげ、右の白地の世界には何かを讃える感がある。

でも何も具体性はない。だけどこの絵の前ではとっても素直になれそうだ。














■ ワシリー・カンディンスキー   「 3つの楕円 」

   1942年  


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贈り物っぽいカンジ!


■カンディンスキー03






無意識から湧き出てくるものもこれ全て作品になりうる、といった風だ。

でもおとぎ話の絵空事ではない。研ぎ澄まされるまでに学び積み重ね、学び積み重ね・・

この領域に至るまでにいっぱい試し何度もさらし者になっている。とにかく開けっぴろげに突き進んだ。
















■ ワシリー・カンディンスキー 「Composition2」

  1936年  



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楽しい音が響き渡っているようだ


■カンディンスキー 02







右上の3つの丸は楽器の穴を塞いだ音ということか? じゃ画面はメロディー、左上の短冊は鑑賞券だな。

よくわからない絵は勝手に想像してもいい。それが鑑賞者の特権でもある。創作者も覚悟はできている。

アクセサリーやネクタイの柄を選ぶときのように好きか嫌いかだけで眺めててもいいんだ。
















■ ワシリー・カンディンスキー 「Dominant Curve」

   1936年 ポンピデューセンター 


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階層-階段-音階
 

■カンディンスキー01






抽象絵画の創始者と言われるカンディンスキー。でも描く前の心の中は抽象ではないはずだ。

オデッサ、モスクワ、ワイマール、パリ・・・。戦争、移民、略奪、人種・・・。

一度何か痛みのないものにに還元しないとならない現実感に覆われていたように思える。








  





■ ワシリー・カンディンスキー   「 STOREYS 」

   1929年   グッゲンハイム美術館 


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