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  09 ,2023

~ For you just before visiting a museum ~                                  


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 I  M A

Author: I M A
〜19世紀以降の絵画を1枚1枚語るブログ〜 
美術史を塗り替え続けた日々を "簡単で軽率な3行コメント" とともにご紹介!
貴方の10秒を、いただきます。


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画家の追体験を!

■モネ46







桜の花びらのような木漏れ日の雫たち。

あたかも日常のことのようにこの穏やかな場所にくつろぐ女性。

ほんのわずかなことでも幸福は感じられるし、また絞り込んだ表現もできるものなのだ。
















■ クロード・モネ  「 読書する女 」
  
  1872年  ウォルターズ美術館


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残像のようなのんびり加減
■モネ45







あの作品の時の「不安」は画家本人にもないだろう。

自信みなぎる「画面中央への夕光の響き」。

印象派たちが美術史の流れを静かに塗り替えていった時期だ。
















■ クロード・モネ  「 ラヴァクールの日没・冬の効果 」
  
  1880年  プティ・パレ美術館


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時を描く
■モネ44







時の移ろいを長い時間をかけ、何点もの作品によって表現した。

主題は木漏れ日。

その一瞬の光景を捉え、急ぎ記録したかのような「生々しさ」に共感を覚える。

















■ クロード・モネ  「 アルジャントゥイユの遊歩道 」
  
  1872年  


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モネ自身による最高傑作とは?
■モネ43







苦心して築き上げたジヴェルニーの自邸の日本庭園だそうだ。

以後彼の全ての作品が生まれてくる「起源」であり、「到達点」。

この作品は最晩年、失明の危機の中、その視力を搾り取るように描かれた命作である。
















■ クロード・モネ  「 バラのトレリスの下の小径 」
  
  1924年  


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印象派デビューの5年前
■モネ42







この頃はまだ真面目に伝統絵画の修練に傾倒していた。

ただ、テーブルクロスの表現は写実というよりかなり印象チックだ。

また、暗い背景との対比や花や果物の配置もとってもメリハリの利いた見せ方となっている。
















■ クロード・モネ  「 花と果物のある静物 」
  
  1869年  J・ポール・ゲティ美術館


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赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の順に並ぶもの、、、そう「虹」!
■モネ41







ニュートンによって発見された「色彩分割の帯」。

モネは、肉眼と心をを精巧なプリズムのように使い、印象としてのある色を強調し、他を大胆に省略した。

やがてそれは絵画の領域をにわかに拡げてゆき、後に抽象の世界にまで達することになる。
















■ クロード・モネ   「 日没のルーアン大聖堂 」
  
  1894年  マルモッタン・モネ美術館


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仲良し安心、幸せいっぱい!長~いオールが印象的!
■モネ40







力を込めている漕ぐ女性と見守るもう一人・・・。

バラ色のボートにピンク色の衣装・・・。

緑うごめく川草がこの年亡くなったゴッホの描き方を想わせる。















■  クロード・モネ  「 バラ色のボート 」 
  
   1890年  ポーラ美術館  
 

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サロン・ド・パリに初入選した直後の作品、型破り前のノリに乗ってる作品!
■モネ







26歳のこの頃はまだ丁寧に描いていた。

はじける前の真摯な若描きだ。

気品に満ちた楽し気な光景を「影と日向」に分けて見事に1枚に落とし込んだ。。
















■ クロード・モネ   「 庭の女たち 」

   1866年   オルセー美術館


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やっぱヴェネツィア!


■モネ38







ブーダンもそうだったが、モネもかなりここの景色には魅了された。

水面を描くのが楽しくてたまらなかったようだ。

画家の眼にはいつも、時に移ろうおとぎの世界が広がっていた。
















■ クロード・モネ  「 ヴェネツィアの大運河 」

  1908年   ボストン美術館

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同時に10枚くらいのキャンバスを携え、同じ景色を時間をずらして描いていたという、時と色彩の記録者、いや表現者、クロード・モネ。
■モネ37







サイズも同じ、制作年も同じなので間違いないだろう。

この時期ロダンに宛てた手紙に「太陽と刃を交えて闘っている」と伝えている。

移り変わる「時という線」を、「点」という次元で捉え、「点という色の置き方」で瞬間を表現した。
















■ クロード・モネ  「 アンティーブ岬 」

  1888年   愛媛県美術館

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凛としたボートたち!!この絵の爽快さの理由は?
■モネ36







左奥にへと配されたボート、そして右奥へ広がっていく水面。

眼の流れを優しく支え、視線が零れ落ちないように置かれた左手前のボート。

実に丁寧な計画が施されている。
















■ クロード・モネ  「 プチジェヌヴィリエの停泊中のボート 」

  1872年   サンフランシスコ美術館

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09

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モネ自身が10年間ひた隠しにした逸品!第二回の印象派展まで手元に置き続けたという。

■モネ35








なぜか?ボートの色が決まらなかったわけでもなかろう。

粗い仕上げが、時代に合わなかったからか。

その後この革命的なスタイルは大成功。印象派の流れを自ら作り、楽しくも辛めの仲間たちとともに美術史を手中にした。
















■ クロード・モネ  「 サンタドレスの浜辺 」

  1867年  

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印象主義が生まれた場所かも、ここラ・グルヌイエール。


■モネ34







第一回印象派展の5年前だが、水面がもうその方法を得ている。

宗教、歴史、神話などの要素が全くないことで、誰でも理解できるのが印象派の特長だ。

近中遠、に心地よく配置し、しかもとっても楽し気。今からすると、売れる要素ばかりだ。
















■ クロード・モネ  「 ラ・グルヌイエール 」

  1869年   メトロポリタン美術館

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突き詰めると!抽象画!
■モネ33







マーク・ロスコも見たナ。

単純化した代わりに、サイズを大きくし、思考ではなく、感覚へ訴えたのだ。

ちょっとずつ移り変わり、高め合う美術史の流れの中で、このシリーズの功績はとんでもないようだ。
















■ クロード・モネ  「 積みわら 」   
   
   1891年    


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夏から次の春までの間に描いた積みわら、これは夏だ!
■モネ32







かなり夏、昼過ぎ、晴天。

総点数で言うと、35を超える積みわらシリーズの中でも最も強い日差しを浴びている作品だろう。

実際より近づいて見えるこの光景は、まさに光が迫ってくるように感じる。
















■ クロード・モネ  「 ジェベルニーの積みわら 」   
   
   1884年  ポーラ美術館  


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抽象画誕生の立役者、モネ様。 もちろんカンディンスキーがスターターだが。



■モネ31







当時これだけを急に観せられたら、海とも波とはわからないかもしれない。

モネの作戦、、風景を時間で割り、光を掛ける。

そして、その光の色は因数分解され、奔放に平面上に置かれた。
















■  クロード・モネ   「砕ける波 」

   1881年   サンフランシスコ美術館


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08

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ゴッホの弟画商テオも大絶賛、いっぱい仕入れ全部売れた!
■モネ30






テーマは、「潤光な表現」、「大胆な構図」、そして何と言っても「不安定の中の超安定」、かな。

観るほどにバランス構築のための絶妙な工夫が随所に発見できる。

例えば、木の幹と同じ色で描かれた右下端の地面の赤茶、これにより右に傾く松をほどよ~く支えていたり・・・。














■ クロード・モネ   「 アンティーブ 」

   1888年   コートールド美術館


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色の本性を知ってしまったかのようだ。



■モネ29







この作品の制作年の1908年といえば、印象派としてもモネ本人としても、かなり世界をしびれさせた頃だ。

だが、やることは一切変わらない。時間とともに繰り広げる、「色彩遊戯」。

何を描いても売れに売れた。モネの作品を持つことは富裕層のステータスだったようだ。でもモネは変わらなかった。
















モネ29L.  クロード・モネ   「パラッツオ・ダリオ 」

   1908年   ウェールズ国立美術館


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ものすごく「春」って感じ!
■モネ28






写真に写るものは事実かもしれない。でも、「もっと真に迫る情景」、それを描こうとしたのが印象派たちだった。

間近に見据え、目に映るものを描く。・・・チューブの絵の具の発明により生まれたスタイルでもあった。

「光の生々しい移ろい」を切り取り、存分にキャンバスに落とし込んでいった。














■  クロード・モネ   「春 」

   1886年   フィッツウィリアム美術館


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先の3枚の絵がこの絵に昇華したと言っても過言ではない・・①自然光の清清しさとあふれる広がり ②浴びた光を大胆にまとめる筆致 ③シンボリックで簡潔な光源の表現
■モネ27







仲間で作り上げた第一回印象派展〔画家、彫刻家、版画家などの美術家による共同出資会社第1回展〕。

満を持して掲げた作品だ。でも過激すぎる。

「子供の未完成の落書き」と酷評された一方、やおらヨーロッパで、アメリカでも、「無限の輝きを放つ宝玉」となった。
















■ クロード・モネ   「 印象 日の出 」

   1872年   マルモッタン・モネ美術館


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