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  03 ,2023

~ For you just before visiting a museum ~                                  


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 I  M A

Author: I M A
〜19世紀以降の絵画を1枚1枚語るブログ〜 
美術史を塗り替え続けた日々を "簡単で軽率な3行コメント" とともにご紹介!
貴方の10秒を、いただきます。


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22歳の頃の作、初期の秀逸すぎる1点!!


■ スーラ08







ちょうどいい欄干の高さは彼をしばらくここで支えているようだ。

左の曲がった木とその影は、彼をこの場に溶け込ませる役目を負っている。

この後画家はどんどん色彩を分割していったが、明暗をはっきりさせた描き方もとってもイイ。
















■ ジョルジュ・スーラ  「 欄干に寄りかかる男 」

  1881年  メトロポリタン美術館

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2m×3mの大作!2年後「新印象派」と呼ばれるまでには屈辱も!
■スーラ07







そのスタイルはスーラ自身によって「色彩光線主義」と名付けられた。

光を分割し、そのカケラを色彩という記号に振り分け、1つ1つキャンバスに置いていく科学的な描き方。

直後からシニャックやピサロを引き込み、1886年の最後の印象派展にてその作品は堂々と掲げられた。
















■ ジョルジュ・スーラ  「 アニエールの水浴 」

1884年  ロンドン・ナショナル・ギャラリー

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狂おしいほどの色彩の花びら!?
■スーラ06






ここからさらにさらに大振りになっていくのかというと、それはNO(新品の塔除く)。

このとき画家25歳。

分割術を精緻な二次元表現という観地から、学問としても納得のいくところまで突き詰めていった。














スーラ06L ジョルジュ・スーラ  「 クルブヴォアのセーヌ川 」
 
  1883-84年


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「お手製額縁」も画家の仕事。美術館ではイカツいフレームでガッチリ称えられていた。
■スーラ05








彼の最も有名な作品、「グランドジャッド島の日曜日の午後」、と同時期に制作された大傑作だ。

以降 新印象派 と呼ばれるようになった。色彩を細かく分けて描く。点描画法 とも言われる。1つ1つ大変な作業量だ。

ただ、ぎゅっと間近で観ると、その、「色の点の配置の妙」が、抽象の作品にも見えてくる。画家もきっと楽しんだだろう。


















■ ジョルジュ・スーラ  「 グランカンの干潮 」
 
  1885年 ポーラ美術館


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かなり大胆な点描だけど!
■スーラ04






スーラにしては、かなり陽気だ。

で、これくらいの大雑把さで済ましておけば、1点何ヶ月という時間をかけなくてもいいんだけどね。

だけど、この路線はいずれ陳腐化してしまう。やっぱり精密な点描ワールド、あれにはひれ伏してしまうんだな。














■ ジョルジュ・スーラ  「 エッフェル塔 」

  1889年  


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船を正面から見る ②
■スーラ03






この頃、点描真っ最中なのに点描ではない!

どうやら未完成のようだ。下塗りとやや点描。でもコテコテでないのも新鮮でイイ。

だから余計に、実物の前では不思議な好奇心が湧いて湧いて動けなかった。いっぱい空想させてもらえる。














■ ジョルジュ・スーラ  「 入り江の一角、オンフルール港 」
 
   1886年   クレラー=ミュラー美術館


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今でも多くの画家がマネる、点で描く絵

■スーラ02






光を解き分け、さまよう空気を描いた印象派たち。

中でも点描で完成したスーラ・スタイル。

「時と共に移ろうもの」については、その可動性と軌跡の余韻に満ち溢れている。














■ ジョルジュ・スーラ  「 クルブヴォアの風景 」
 
  1885-86年


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セルフっ、混ぜて観て!


■スーラ01







絵の具はパレットで混ぜると黒に近づく。だから混ぜない。

「観る人が色を混ぜて観てね、適度に置いとくから」っていうのが、彼の作品。

「色を置く」。置いては下が~る、眺めては戻~るってしてたのかな。
















■ ジョルジュ・スーラ 「グランド・ジャット島の日曜日の午後」

  1886年  シカゴ美術館


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