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  09 ,2023

~ For you just before visiting a museum ~                                  


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 I  M A

Author: I M A
〜19世紀以降の絵画を1枚1枚語るブログ〜 
美術史を塗り替え続けた日々を "簡単で軽率な3行コメント" とともにご紹介!
貴方の10秒を、いただきます。


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06

Category:   ロートレック

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劣等感
■ロートレック16







かすかに映る女性の表情はうつろで、夢や希望を語るものではなさそうだ。

「生」を勝ち取るために日々繰り出してゆく売春婦たち。

その戦場は、画家にとっても耐え難い苦痛の連続だった。
















■ アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック   「 鏡の前の女 」

  1897年   メトロポリタン美術館



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テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

06

Category:   ロートレック

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Englishman in Paris

■ロートレック16







男の血気盛んな様子が描かれている。

赤い耳、大きな手、軽やかな笑み・・・。

でも横の女性は不快感満点、言い寄っている女性には、明らかに引かれているが、英国紳士の夜はこれからかも・・・。
















■ アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック   「 ムーラン・ルージュの英国紳士 」

  1892年  メトロポリタン美術館


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30

Category:   ロートレック

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同い年、幼なじみの建築家!
■ロートレック10







すらりと伸びた背筋。

十分に趣あるコートとツヤあるシルクハット、そして、、、27歳にしてうつろな眼差し。

憧憬と少しの冷笑が入り混じったパレットから描かれていようにも思える。

















■ アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック   「 ルイ・パスカル 」

   1891年   ロートレック美術館

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14

Category:   ロートレック

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仕事中❷。


■ロートレック02







ロートレックが惚れてしまった魅惑の女性、ヴァラドン。

空中ブランコ乗りからクリーニング店員、モデル、そしてやがて息子共々有名画家になった!

いろいろな道を歩んだが、「まっすぐ伸びた左手」と「テーブルを掴む指先」は彼女の強い生命力を象徴しているかのようだ。
















■ アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック  「 クリーニング屋の女 」

  1889年 


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26

Category:   ロートレック

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昔から悪人は、顔が相当左右非対称だったのだ。ルパンでも妖怪人間ベロでも天才バカボンでも・・。
■ロートレック12







でも、顔以外に目が行ってしまうのだ。色彩と色域の舞踏と収斂。

ロートレックが今でも愛されている理由の一つだ。そこに、決して美化しない辛口の人間描写。

酸味と苦味が響くほど強く香る珈琲を、優雅なカップが清廉なソーサーを従え、艶やかなカウンターで迎えているようだ。
















■ アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック   「 カフェにて 」

  1891年   ボストン美術館   


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28

Category:   ロートレック

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新しい不自然な光、「電灯」のマジック by ロートレック
■ロートレック11







右の女性の顔が青すぎる。

ある程度全体照明の雰囲気だが、この女性だけに浴びせた薄気味悪い光・・・。

手前の間仕切り柵やそれと同色の後ろ向きの老夫婦の色味に呼応し、「隠微さ」を一層際立たせている。
















■ アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック   「 ムーラン・ルージュ 」

  1892年   シカゴ美術館   


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01

Category:   ロートレック

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日本では慣習的に「ロートレック」で呼ばれるが、正しくは「トゥルーズ=ロートレック」でひとつの姓らしい!<引用>Wikipedia  つ・ま・り、渡辺さんに「ナベ」と呼んでいるようなものか・・・。うんっ、あるある!
■ロートレック10







壮絶、とまでいうと大げさになるかもしれないが、何か厳しい立場にいるような2人の仕立てられ方だ。

ヘッドボードやベッドカバーの不気味な色加減は、それを暗示させる。

一方、輝きをも持つ白い枕とシーツに包み込まれた力ない頭部は、互いにさめない夢を求め続けているかのようだ。
















■ アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック   「 ベッドにて 」

  1893年   


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28

Category:   ロートレック

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「美しい」と「美しくない」を串刺しにした画家、ロートレック!!
■ロートレック09







何かを得ると何かを失う。得てして急速に富を身にすると人は、他を否定し、自尊心さえも見失う。

パリの隆盛の中で、ロートレックはそんな上流階級から、その日暮らしの人々までを観察し続け、描いた。

決して美化せずに、いや逆に少~しいじわるにこんな光景を画面にあぶりだしたりもした。
















■ アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック   「 ムーランルージュのカリドール通り 」

  1892年   ワシントン・ナショナル・ギャラリー


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「美しい」と「美しくない」を串刺しにした画家、ロートレック!
■ロートレック08







似通ったなだらかな腕。手前は女性だ、つまり、もう一人も・・・。

彼は描いた。自分と同じ、世間ではないがしろにされている人々を。そして、そう見ている人々も。

だから、いつもどちらか一方の視点に身を置く。この絵は崖っぷちの安堵を感じさせる超ポジティヴなシーンだ。
















■ アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック   「 In Bed, The Kiss 」

  1892年 


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08

Category:   ロートレック

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髪の毛とマフラーの色を混ぜるとストッキングの色に!!

■ロートレック07







ロートレックは、とにかく女性を追いかけた。女性という生き物を。

特に、社会の底辺にいて、排除されようとしてももがきながらもしっかり生き抜く女性。

のところ、絶大に励まされたんじゃないか?
















■ アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック  「 ストッキングを引き上げる女 」

  1894年 


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カッコイイ!自分も描いてもらいたいたくなるような・・・。


■ロートレック06







後ろにのけぞらせることにより顔を小さく見せ、かつ斜めから落ち着いたところを・・・。

肘を緩やかに開き、手を軽く重ねることにより、・・・余裕の雰囲気を醸し出す。

肩、肘、膝の角張った感じが、バランスよく風格と自信をこちらに見せ付けてくる。
















■ アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック   「 ポール・ルクレイク 」

   1897年   オルセー美術館


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05

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あっ、ゴッホだ!
■ロートレック05







この背筋が表す生真面目さ、まなざしが向かう先の偏狭さ、、、。

ロートレックが認める、また求める、画家像の偉大な生き様。

描き方もゴッホを敬うゴッホスタイルで、という関係の親密さも覆い重なって、さらに深い味わいを刻んでいる。
















■ アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック   「 ゴッホの肖像 」

   1887年    

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パリの老舗ダンスホール
■ロートレック04







多分、ロートレックは人が好きで人を描いたわけではないと思う。

自分を消せる喧騒が好きで酒場に通い、そこで見るもろ出しの人間の刹那を冷ややかに劇的に描いた。

可憐な人、醜い人、颯爽とした人、無様な人、大勢いる寂しくない盛り場が大変居心地良かったようだ。
















■ アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック   「 ムーラン・ド・ラ・ギャレット 」

   1889年  シカゴ美術館   

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透き通るカラダ
■ロートレック03







パステル調の描き方だ。

きめ細やかなというより、皮膚の内側まで映し出すかのよう。

そしてこの少女の後姿は、間近に行けば行くほど、もっともっと近寄りたくなる衝動に駆られる。
















ロートレック03 アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック   「 浴室の赤毛の娘 」

   1896年   オルセー美術館

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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。    ジャンル : 学問・文化・芸術

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仕事中。


■ロートレック02







夜の酒場や愛欲の情景を多く描いたロートレック。

昼の描写は好意的に見える。この女性なんかは、凛としていて、鋭気を感じる。

でも、もしかして、夜になると一転、無防備な酔っ払いとなり、彼の標的の一人になるのかも・・・。
















■ アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック  「 クリーニング屋の女 」

  1889年 


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Category:   ロートレック

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楽しそうな孤独の世界


■ロートレック01







ロートレックは楽しそうな社交の場にてひっそり孤独の空気に包まれていた。

フランスで身長140cmの大人が味わう厭世と憧憬の狭間に身を隠そうとしたが、

ゴッホやゴーガンに知り合い、画家としての情熱をより深めた。・・・多量のアルコールとともに。

















■ アンリ・ド・トゥールーズ・ロートレック   「 ムーラン・ルージュ 」

  1890年  フィラデルフィア美術館


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