fc2ブログ
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
  06 ,2023

~ For you just before visiting a museum ~                                  


Profile

 I  M A

Author: I M A
〜19世紀以降の絵画を1枚1枚語るブログ〜 
美術史を塗り替え続けた日々を "簡単で軽率な3行コメント" とともにご紹介!
貴方の10秒を、いただきます。


Recommend
Artist
Recommend
Recommend
Mail

名前:
メール:
件名:
本文:

15

Category:   ゴッホ

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

このおっさんはたまにやらないと気が済まない。
■ゴッホ55







「力強い」、とか、「活き活きしている」、とか。ゴッホへの賛辞は作品の数ほどあるかも。

でも「構図」、つまり、バランス感覚のすごさは驚くしかない。

この作では、左では閉塞と拡張を漂わせ、右側の余裕で力感を設う。しかも、余白はそれらをゆったりと受け入れている。














■ヴィンセント・ファン・ゴッホ    「 アイリス 」

   1890年   メトロポリタン美術館         


Pochit Please!
Thanks!


















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

29

Category:   ゴッホ

Tags: ---

Comment: 2  Trackback: 0

先の3枚の絵がこの絵に昇華したと言っても過言ではない・・①青の魅力と思い切った単純化 ②黄の魅力と動きを味あわせる構図 ③荒くて力みなぎる筆致と色彩をダイナミックに注ぎ込む描法
■ゴッホ54






“・・the night is much more alive and richly colored than the day.”画家の言葉だ。
(夜は昼よりも、はるかに活気があって、豊かである。)

実際の情景に加えて、店の賑わいや嬌声のかけらまでもをここに落とし込み、描いたようだ。

色彩がぶつかり合い、溶け合い、そして高みで響き合う。何とダイナミックな作品だろう。













 
■ ヴィンセント・ファン・ゴッホ    「 夜のカフェテラス 」

   1888年   クレラー・ミューラー美術館         


Pochit Please!
Thanks!


















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

11

Category:   ゴッホ

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

地味でのんきなゴッホ!
■ゴッホ53








ゴーガンに出会う前だから、色彩はとっても控えめだ。

ゴーガンに出会う前だから、情景はすごく穏やかだ。

ゴーガンに出会った後だったら、まず雲は彼にその多くを吸い込まれていただろう。













ゴッホ53L ヴィンセント・ファン・ゴッホ   「 チューリップ畑 」

   1883年   ワシントン・ナショナル・ギャラリー

Pochit Please!
Thanks!

















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

31

Category:   ゴッホ

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

2時間くらいで仕上げた可能性あり!・・・一方、絵の具が足りなかった可能性も??最晩年のゴッホならネ。
■ゴッホ52






右端から流れる緑の屋根。やけに利いている。

オレンジの屋根を「バランス面」と「色彩面」で支え、そして、「空」と「地」を混ぜた色として、両者を解け合わせている。

ゴッホにしては珍しすぎる「余白をもたっぷりと楽しめる」、面白い絵だ。













 
ゴッホ52L ヴィンセント・ファン・ゴッホ    「 オーヴェルの村の通り 」

   1890年   アテネウム美術館         


Pochit Please!
Thanks!


















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

16

Category:   ゴッホ

Tags: ---

Comment: 1  Trackback: 0

ゴッホ特有の筆遣いの洋々しさが開けっぴろげな空気を称える!
■ゴッホ51






のどか過ぎる。でも生気がみなぎっている。

ゴッホの描く世界は、彼の目の前にある世界すべてが題材。

何でも、難でも、描いた。そう、生きることさえを踏み台にしても・・・。














ゴッホ51L ヴィンセント・ファン・ゴッホ    「 モンマルトルの野菜園 」

   1887年   ゴッホ美術館         


Pochit Please!
Thanks!


















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

23

Category:   ゴッホ

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

実際には13歳だが、ずいぶん大人っぽいゾ!ゴッホまさかこの娘に惚れていたんじゃ・・・?
■ゴッホ50






彼女は、ゴッホが最期住んでいたレストラン(3Fが宿)の娘だ。とても理知的な顔立ちだが、あどけなさも残している。

そして、しっかりしたあごは、自分を強く持つ大人の雰囲気を感じさせる。

数ヵ月後死に至らしめたあの事件、「自殺はありえない」と言われている。彼女は何か知っていたんではないだろうか?














ゴッホ50L ヴィンセント・ファン・ゴッホ    「 アドリーヌ・ラヴーの肖像 」

   1890年          


Pochit Please!
Thanks!



















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

22

Category:   ゴッホ

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

フランスに興味津々のフィンセント。本は知的好奇心の象徴。
■ゴッホ49






ベルナール、ロートレックたちとパリで展覧会を開いた1887年。模索と試練と希望の日々だった。

ゴッホは、パリの活気の中で熱く、厚く描いた。

印象派や浮世絵からの強い影響、そして、仲間たちからの鋭い刺激を全身全霊で吸い込みながら。














■ ヴィンセント・ファン・ゴッホ    「 フランスの小説とバラのある静物 」

   1887年          


Pochit Please!
Thanks!



















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

23

Category:   ゴッホ

Tags: ---

Comment: 2  Trackback: 0

ゴッホにしては穏やかな・・・。
■ゴッホ48






特に桃の花が好きなわけでもなさそうだ。画家はただ「題材」として拝借したまでだ。

日本人がもし描いたら、もっと桃を引き立たせてしまうだろう。いいか悪いかはともかくとして。

こういうローテーションのやや谷間的な作品もあっていいだろう。いい箸休めになる。














■ ヴィンセント・ファン・ゴッホ   「 桃の木々 」

   1887年          


Pochit Please!
Thanks!



















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

30

Category:   ゴッホ

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

お~い、おもしろい雲がやってきたゾ~!!おっと!左の白い雲を指で隠せば、なんてそっけなくなるのだろう。右下の色との絡みがグーンと、イイね!
■ゴッホ47






オリーブの木々がささやいているナ。

地も山もそわそわしているし、いつものように、うごうごしているナ。

ゴッホが、もし運動会の組み体操のピラミッドでも描こうものなら、一番上の子はまず落っこちるナ。














■ ヴィンセント・ファン・ゴッホ   「 オリーブの木々 」

   1889年    ニューヨーク近代美術館      


Pochit Please!
Thanks!



















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

29

Category:   ゴッホ

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

描くこと意外を全て捨てた男!!描くことには、とにかく全力!
■ゴッホ46






重みあるくねくねの引き立て役を従え、身の丈以上に光彩を放っているフルーツたち。

熱血豪快ゴッホおじさんに描かれると、対象はいつでも何倍にもその存在感が高められてしまう。

つらいことに出くわしても、「新しい羽毛に生え変わるまで、ただじっと待てばいいんだ」と、超ポジティヴ。















■ ヴィンセント・ファン・ゴッホ   「 青い手袋とオレンジとレモンのある静物 」

   1889年      


Pochit Please!
Thanks!



















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

11

Category:   ゴッホ

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

ゴッホがパリで吸収したもの。
■ゴッホ45






19世紀後半、パリの街に輝きを放つ印象派の作品群。

この作品はそんな中、ゴッホが憧れを胸に、一つ一つ色を置きながら己を試すように制作したものだ。

観る者の予測を破壊する色彩と力感あふれる筆遣い。一方で背景の処理には、かなりの迷いが残っている。














■ ヴィンセント・ファン・ゴッホ   「 洋梨のある静物 」

   1887-88年   ドレスデン国立近代絵画館   


Pochit Please!
Thanks!



















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

21

Category:   ゴッホ

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

続:Sunflower、絵画においては「花の女王」かも・・!!
■ゴッホ44






「ゴッホはひまわりが好きで何枚も描き続けた」って言われるけど、生涯せいぜい12~15枚程度。

セザンヌは、「サント・ヴィクトワール山」を80枚以上描いた。モネの「睡蓮」は200点を超える。

でもその迫力は、「ゴッホ」と「ひまわり」のツインターボ。彼らは勢い余って台や花瓶まで黄色に染め上げた。















■ ヴィンセント・ファン・ゴッホ   「 12本のひまわり 」

   1889年   フィラデルフィア美術館   


Pochit Please!
Thanks!



















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

10

Category:   ゴッホ

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

爽やかなカフェ!・・・には似合わない黄色の劇酒アブサン!
■ゴッホ43






ゴッホもこの酒で精神的な不安定な日々を過ごしたとも言われる。自殺の原因についても。

とても安価で、しかも相当ラリってしまうらしい。

とすると、ゴッホの絵の「色彩の揺らぎ」は彼にとっては「何よりもの真実」だったのかもしれない。













■ ヴィンセント・ファン・ゴッホ   「 アブサンのあるカフェ・テーブル 」

   1883年   ゴッホ美術館   


Pochit Please!
Thanks!



















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

07

Category:   ゴッホ

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

いつの時代まで我々は彼に圧巻され続けるのか?
■ゴッホ42





大げさでもないし、事実を裏切ってもいない。

ただただ、ダイナミックに仕立てた。止まっているのに、動いているよりも「くる感じ」。

全神経を犠牲をさらしているのだから誰もかなわないはずだ。














■ ヴィンセント・ファン・ゴッホ   「 日の出に染まる畑 」

   1889年     


Pochit Please!
Thanks!



















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

21

Category:   ゴッホ

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

画家が没する直前の作にはその所以が潜んでいるのではないかと一際邪推の眼を凝らしてしまう。
■ゴッホ41






白い花びらをより白く見せる白。

緑の葉をより生き生きと見せる薄緑。

その流麗で控えめな背景は、あたかもバラの存在感に終わらない拍手をしているかのようだ。














■ ヴィンセント・ファン・ゴッホ   「 バラ 」

   1890年   ワシントン・ナショナル・ギャラリー  


Pochit Please!
Thanks!



















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

20

Category:   ゴッホ

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

ゴッホにしては地味だがやっぱりちゃんと完結している!
■ゴッホ40






「空」が昼なのに夜空のトキメキを併せ持っているかのよう。

「木々」は勢いを露わにイキイキと生い茂っている。

そして「地」から軽やかなササヤキが聞こえてきそうだ。














ゴッホ40L ヴィンセント・ファン・ゴッホ   「 オリーヴの木 」

   1889年   メトロポリタン美術館   


Pochit Please!
Thanks!



















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

26

Category:   ゴッホ

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

Welcome!M! From N.Y.#10 Thanks a lot!
■ゴッホ39






ミレーの大大ファン、ゴッホ。素朴さの中にあふれる美しさを発見した、というかクローズアップした。

「美」の種類を1つ増やしたミレー。

さらに、それにパワー全開のギラギラした筆を走らせたゴッホ。昇華を極めたともいえるこの作。













■ ヴィンセント・ファン・ゴッホ   「 歩きはじめ、ミレーに拠る 」

   1890年   メトロポリタン美術館   


Pochit Please!
Thanks!


















エゴン・シーレ ブログ

テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

16

Category:   ゴッホ

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

Welcome!M! From N.Y.#1
■ゴッホ38






曲線の果ての尖鋭。それは心を安らげた直後に襲いかかってくる。

見事なうねり、この樹に愛着を持っていたゴッホの熱い視線を追いかけているようだ。

オランダ、フランス、そしてニューヨークから、こんにちは。














ゴッホ38L ヴィンセント・ファン・ゴッホ   「 糸杉 」

   1889年   メトロポリタン美術館   


Pochit Please!
Thanks!

















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

14

Category:   ゴッホ

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

THE BILLIARDS!!  よん。
■ゴッホ19






ブラックの平直的でクールな作品と見比べれば特徴がよりよくわかる。

飲み込まれそうな遠近感、はち切れそうな色彩感、うごめき出しそうな筆あと。

ビリヤード台はゴッホにとって獰猛な表現のための絶好のオブジェだった。














■ ヴィンセント・ファン・ゴッホ   「 夜のカフェ 」

   1888年   イェール大学美術館
 
Pochit Please
Thanks!


















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

06

Category:   ゴッホ

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

ゴッホの水彩!
■ゴッホ36






「青」と「黄」の出会いの爆発がゴッホの真髄だ。

そこに息づくぎゅっと詰まった生命感。

それは、どんなに時間が経っても何も変わらないだろう。














■ ヴィンセント・ファン・ゴッホ   「 サンマリーのボート 」

   1890年   エルミタージュ美術館   


Pochit Please!
Thanks!



















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術