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  09 ,2023

~ For you just before visiting a museum ~                                  


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 I  M A

Author: I M A
〜19世紀以降の絵画を1枚1枚語るブログ〜 
美術史を塗り替え続けた日々を "簡単で軽率な3行コメント" とともにご紹介!
貴方の10秒を、いただきます。


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08

Category:   クリムト

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建物とは珍しい!


■クリムト11






この頃は作品がかなり少なくなってきている。しかも建物は滅多にない。

死の5年前。煌びやかな世界からやや下がって描いたイタリアの田舎の風景。

しかし、線は見れば見るほど不思議と強く、色彩の加減も勇ましく、微にも細にも表情があり、見入ってしまう。




  










■ グスタフ・クリムト  「 ガルダ湖畔のマルチェージネ 」

  1913年



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テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

07

Category:   クリムト

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これが、かの有名な・・・


■クリムト09






装飾の極限か! 美の最終目的地か! 絵画の表現範囲での臨界点か! 

ただ、ここはクリムトとして通過点であり、まだまだ余裕もある。

ただし、落札額156億円が語るように、近代絵画の重鎮的傑作の一つであることは揺るぎない事実だ。














■ グスタフ・クリムト  「 アデーレ・ブロッホ・バウアー の肖像Ⅰ 」

  1907年


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25

Category:   クリムト

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ロートレックではない!
■クリムト08






青白い表情は、高貴の装いと厭世の感を表す。

黒に演技を許された燃え立つ黄や赤は、控えめにても輝きが溢れ出す。

そして、冷徹な視線と帽子廻りの灰青は、かえって官能への炎を連想させる程もの静かだ。














■ グスタフ・クリムト   「 帽子と首巻を着けた女 」

  1909年

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Category:   クリムト

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そしてあるときはブーケ職人


■クリムト07






クリムトは肖像画で有名だが、風景も格別にいい。木や建物、花など。


何がいいって、キレイで、溢れていて、しっかり「全てが息をしている」ように・・・。


「偶然の出会いとそれぞれの輝き」、それを1つの束にする、それが彼のシゴトだ。
















■ グスタフ・クリムト  「 花畑 」

  1906年




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16

Category:   クリムト

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首が折れても好きっ!
■クリムト06






なるほど煌びやかで豪華絢爛、突き抜けた装飾の行為。

だけどそれは全て、安堵と恍惚の表情を演出するための単なる舞台に過ぎない。

「いかなることをも甘受する・・、永遠に・・」、っていう抱擁の受け方が愛おしくて・・。














クリムト06  グスタフ・クリムト   「 接吻 」

   1907年    オーストリア・ギャラリー 



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09

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「死」は全てを照らす光


■クリムト05






「死」があるから「生」が存在し、だから喜んだり、楽しんだりできる。

「死」があるから怒りや哀しみがあり、そこを基準に幸福感も湧き上がる。

自己を失う絶対の事実。だからゆえに無意識に営む他への融合。「エロス」である。














■ グスタフ・クリムト   「 死と生 」

   1911年   


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09

Category:   クリムト

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豪華だけど愛らしい柄。


■クリムト04






ミステリアス、デコラティヴ、コケティッシュ・・・

欲望の淵から溢れる、底知れぬ願望の泉・・・対照として男と女、生と死、恍惚と絶望・・・

画家はそれを熱く、でも淡々と制作していた。何となくだけどそう思う。この絵はその舞台装置だ。














■ グスタフ・クリムト  「 The Stoclet Frieze 」

   1909年 メトロポリタン美術館 



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23

Category:   クリムト

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『 アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 』よりも・・・

■クリムト03






衣装の緩みが、少女のあどけなさと大人へのあこがれを伝えてくる。

「これを観るだけのためにでもニューヨークに行く価値がある」

そう言う人が世界に何人もいるかもしれない。少なくとも一人はいる。














klimt_primavesi.jpg グスタフ・クリムト   「 メーダ・プリマヴェージの肖像 」

   1912年   メトロポリタン美術館 


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黄金色使いの名手


■クリムト02







上の方真ん中チョイ右の黄金色縁取りの黒いヤツ2つ、コレがこの絵のキモかなあ。

黒い衣装が重くならないように、また楽器の黄金色をより輝かせるために。

右側の深みある緑の世界をも際立たせ、右下の黄土色をやや余白っぽく見せ全体的に余裕を持たせてもいる。















■ グスタフ・クリムト  「 音楽 」

  1895年  ノイエ・ピナコテーク


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31

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白い壁がきれい
 
  
■クリムト01






黄金色とオレンジの壁が煌びやかな緑の世界を容赦なく引き立たせ、

黒が無意識の領域にその存在を焼付け・・・・、

そう、白が音符のように愛おしいくらいリズムカルに浮き上がってくる。
















クリムト01 グスタフ・クリムト  「アッター湖畔のカンマー城 Ⅱ」

   1909年



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