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  03 ,2023

~ For you just before visiting a museum ~                                  


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 I  M A

Author: I M A
〜19世紀以降の絵画を1枚1枚語るブログ〜 
美術史を塗り替え続けた日々を "簡単で軽率な3行コメント" とともにご紹介!
貴方の10秒を、いただきます。


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29

Category:   ベックリン

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何か起こりそうな静けさと厳かさ。
ベックリン05







何かの始まりか、何かの終わり!?

どちらに見えるかは鑑賞者によるし、その鑑賞者も観た時の感覚にもよるだろう。

でもどちらか~というと、右肩上がりの晴れ間のラインは、近い未来への高揚感を暗示している。
















■ アルノルト・ベックリン   「 滝のある山の風景 」

   1849年  バーゼル市立美術館


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テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

01

Category:   ベックリン

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時の流れが全く感じられない世界。
■ベックリン04







仮の姿がさまよっているかのような場所。

もしかしてここは?・・・底知れない非現実感がある。

不穏な黄昏空に首をもたげる樹々は、やおら女性にもたれかかりそうな「くたびれた死神」のようだ。
















■ アルノルト・ベックリン   「海辺の邸宅 」

   1874年  シュテーデル美術館


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テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

12

Category:   ベックリン

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シャモアってヤギに似たカモシカの仲間らしい。よーく見ると4頭いる。
■ベックリン03







高い位置から捉えたワンシ-ン。

大きな岩と小さなシャモアは、「動」と「静」の対比を際立たせている。

そして、大気や雪の描き方には自然に対する画家の「敬愛」を感じる。














■ アルノルト・ベックリン   「シャモアのいる山の風景 」

   1850年  バーゼル市立美術館


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テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

09

Category:   ベックリン

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画家の娘が埋葬されている場所。

■ベックリン01







時の流れを失った乾ききった岩肌・・・

あらゆる光を吸い込む漆黒の糸杉・・・

そこに、「生」を送り届ける人、そして「死」を受け入れる人・・・
















■ アルノルト・ベックリン   「死の島」

   1880年  バーゼル市立美術館


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テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

08

Category:   ベックリン

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「生と「死」は対局か?



■ベックリン01




この絵を見ているとどうやら違うようだ。

「死」=「存在しない」=「通常」、「生」=「存在している」=「奇跡」。

この長~い広~い時空の中で、あるかないかわからない僅かな点(一生命体)を全うする喜びが描かれているようだ。
















■ アルノルト・ベックリン   「生の島」

   1888年  バーゼル市立美術館


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