05 ,2020
大事な試合前に「楽しみます!」と言うトップアスリートたち。
本当に心底楽しんでいるワケがない。
人生のすべてを注ぎ込み、迎える大一番で少しでもリラックスしたいのだ。
画家もそうだろう。
個展の前夜、これらの作品をこのまま出していいのか、葛藤に時から締め出されそうになり・・・。
でも、やらねばならない。どんな中でも、そのときの自分の最高到達点で。

エゴン・シーレ
そして、自分しか自分を励ますことも、いたわることもできない。
だから、「楽しんでくるよ!」
それまでの過程において、「十分やりきった」、という自分への無意識からの褒め言葉ともとれる。
自らに課した鍛錬も、照準を絞った準備も、そして最後の覚悟も、・・・できた。
そんなときに使いたい一言だ。
「 I enjoy myself! 」
Pochit Please!
