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  09 ,2023

~ For you just before visiting a museum ~                                  


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 I  M A

Author: I M A
〜19世紀以降の絵画を1枚1枚語るブログ〜 
美術史を塗り替え続けた日々を "簡単で軽率な3行コメント" とともにご紹介!
貴方の10秒を、いただきます。


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08

Category:   クールベ

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珍しく大勢描いた渾身の3.6m×6m!現実世界を描くための仲間たち!





■クールベ08







自らが見た現実のみを描く超写実主義者クールベ。

本作は、老若男女、富裕者も貧困者も、知識人も非識字者も、全て目の前に存在する題材だ。

右側が知っている人たち、左側は知らない人たち、画家はその真ん中で顔を上げ、絵筆を突き立てている
















■ ギュスターヴ・クールベ   「 画家のアトリエ 」

   1855年   オルセー美術館


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テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

24

Category:   クールベ

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回復を待つ男!ゆっくりと目を開き、立ち上がり、あの剣を握りしめる瞬間は間もないはずだ・・と観る者に願わせるような~絵。
■クールベ07







どんな痛手を受けても再起する男、クールベ。

リアルを描くことで売り出したが、この作品はそれに何かが加わっている。

自らの「生」をえぐり、奮い立たせ、自らを鼓舞するための、自らのための絵。
















■ ギュスターヴ・クールベ   「 傷ついた男 」

   1847年   オルセー美術館


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07

Category:   クールベ

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この男、クールベが尊敬していた社会主義哲学者。

■クールベ06








もともとは労働者階級だったらしいが、教養と向上心により哲学者として成功した。

傍らの書物、縁なし眼鏡、思慮深い表情がこの絵の根幹だ。

また、安らかに遊ぶ二人の子供と一緒に佇む様子も大切な要素である。
















■ ギュスターヴ・クールベ   「 プルードンと子供たち 」

   1865年  プティ・パレ美術館


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21

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昔教科書に出ていた絵シリーズ
■クールベ05







画家が最も描きたかったものは、「物的な貧困」だ。

「剛健な肉体」から繰り広げらる「実直な労働」、ずばり、欠乏の中にこその「美」をを見た。

余談だが、ごはんがとっても楽しみ!待ち遠しい!、というようにも描かれているナ。
















■ ギュスターヴ・クールベ   「 石割り人夫 」

   1849年   


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05

Category:   クールベ

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再び、、、嘘が嫌いなクールベ

■クールベ04







「絶望」というより、「驚愕」のシーン、に見える。

確かに、「絶望」って脳が不慮の重大な否定的な事実を突き止めた直後の精神状態。

崩れ落ちるのは、その次のアクションなのだ。
















■ ギュスターヴ・クールベ   「 絶望(自画像) 」

   1845年   


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16

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苦悩が命を輝かせる。



■クールベ04







おでこの左すぐ上空からの強い光なのに、そんなに目の周りが陰になるなんて!

つまり、真実味を写実的に表現した。命を削り、それを塗り込むかのように筆を進めた写実家クールベ。

彼はテーマの自由を縛る古典に背を向け、写真と戦い、やがて二次元演出家へ。いつも「迫真」を表した。
















■ ギュスターヴ・クールベ   「 絶望(自画像) 」

   1843-45年   


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27

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世界初の男
■クールベ02







この作品が万博に落選したので、画家が悔しくて悔しくてやったこと。それは・・・

「ギュスターヴ・クールベ展。入場料1フラン。」 恐らく”世界初”らしい個展をすぐ近くで開いたのだ。

成果は二の次。いつの時代も「何かをやらかすこと」に対する参加賞以上の評価はあるし、必ず先があるのだ。
















■ ギュスターヴ・クールベ   「 画家のアトリエ 」

   1855年   オルセー美術館


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26

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単なる”素”を描き切った豪腕画家!



■クールベ01






「この世に実在しないものは描けない!」、「天使を描いてほしい?、じゃあ天使をここに出してくれ!」

一方、一休さん。「この絵の中の虎を捕まえてくれ?、じゃあ捕らえるから出して下さい!」だって。

二人のポジティヴな否定は、なかなかシュールだ。













■ ギュスターヴ・クールベ   「 出会い 」

   1854年   ファーブル美術館


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