fc2ブログ
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
  09 ,2023

~ For you just before visiting a museum ~                                  


Profile

 I  M A

Author: I M A
〜19世紀以降の絵画を1枚1枚語るブログ〜 
美術史を塗り替え続けた日々を "簡単で軽率な3行コメント" とともにご紹介!
貴方の10秒を、いただきます。


Recommend
Artist
Recommend
Recommend
Mail

名前:
メール:
件名:
本文:

14

Category: ◆サージェント

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

ライト・ブルー・パープルの乱舞!
■サージェント28







画面中央にヴィーナスの立像、すぐ下に三角形を作るように描かれた二人の女性。

開放的な空間でコンパクトに収められた三体は、至福感が強く表現されている。

そこに優しく降り注がれた光の喝采、テーブルクロスまで和やかに染め上げられている。
















■ ジョン・シンガー・サージェント   「 ロッジアでの朝食 」

   1910年   フリーア美術館


Pochit Please
Thanks!





















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

16

Category: ◆サージェント

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

優雅なひと時!、描き続けるには不自由な姿勢だがOK!!
■サージェント26







制作者はサージェントの弟子だったのだろう。

奥から眺める師匠、リラックスしていて、楽しげだ。

後ろから噴水が二人をうまくつなぎ、この場に和やかな動きを奏でている。
















■ ジョン・シンガー・サージェント   「 噴水、フラスカーティのヴィラ・トロニア 」

   1907年   


Pochit Please
Thanks!

















 

テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

08

Category: ◆サージェント

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

習作でも完成の域!
■サージェント26







あの傑作が翌年生まれる。

滅多に子供を描かないサージェントの別格的作品だ。

ここでは花と2人の絡み具合を試行しているようだ。
















■ ジョン・シンガー・サージェント   「 カーネーション、リリー、リリー、ローズ (習作) 」

   1885年   


Pochit Please
Thanks!

















 

テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

10

Category: ◆サージェント

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

カームでクワイエットなリラクシングアワー!?!

■サージェント27







一日の終わりのささやかな祝祭中。

この絵のコンセプトはズバリ、「部屋がワインテイスト」。

で、デカンタとポートグラスのワインの豊潤な色合いは、この絵のすべてが集約されているようだ。
















■ ジョン・シンガー・サージェント   「 夜のディナーテーブル 」

   1884年   デ・ヤング美術館


Pochit Please
Thanks!




















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

31

Category: ◆サージェント

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

釣り竿片手に川辺からの盗撮的描写?!
■サージェント24







「ただ出来上がりを観るのではなく、そう描いた訳、過程を知りたい!」という三人の弟子。

「実際はこうだけども、こういう風に強調し、ここは単純化し、この色を使ってまとめ上げるんだヨ」、と師。

眺め上げるこの位置から描く画家は、「仲間と自然への敬意」を画面いっぱいに表し、最大限に称賛しているようだ。
















■ ジョン・シンガー・サージェント   「 師と弟子 」

   1914年   ボストン美術館


Pochit Please
Thanks!




















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

30

Category: ◆サージェント

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

マス釣りポイント探し中
■サージェント23







どこで歩を止め、竿を差し出すか、フィッシャーマンにとって最も大切なシーンとも言える。

また、刻々と変わるこの清流の「勢い」や「輝き」、「音」に胸ときめく瞬間でもある。

肖像画家として名高いが、サージェントの水辺の描写はとてもパワフルで、観る者を惹き込むエネルギーに満ちている。
















■ ジョン・シンガー・サージェント   「 チロルのマスの小川 」

   1914年   サンフランシスコ美術館


Pochit Please
Thanks!




















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

14

Category: ◆サージェント

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

毎回モデルに恋していただろう?!自らが描いた理想化されたモデルに?!
■サージェント







肖像画は制作依頼を受けての作品がほとんどだ。

だが、とにかく「ベストだろう」と思える”アングル”と”色彩の衣装”で女性を自分好みに作り替えたのではないか?

そう思わせるほどサージェントは「画力と演出力」を兼ね揃えている。
















■ ジョン・シンガー・サージェント   「 ロックノーのアグニュー夫人 」

   1892年   スコットランド国立美術館


Pochit Please
Thanks!



















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

03

Category: ◆サージェント

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

黄昏時のデート。
■サージェント21







地面の温かな余白が、静けさと広がりを示す。

ドレスアップした二人は、パリの夜をゆっくり楽しむ前のようだ。

夕日に照らされた水面は、赤い花々とタッグを組んでそんな優雅なひと時を演出している。
















■ ジョン・シンガー・サージェント   「 リュクサンブール庭園にて 」

   1879年   フィラデルフィア美術館


Pochit Please
Thanks!






















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

04

Category: ◆サージェント

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

知る人ぞ知る名館”イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館”に相応しい逸品!!
■サージェント20







237cm×352cmの大作、6畳の部屋の広い方の壁全面のサイズだ。

そのドラマチックな「精彩なる躍動」に、この美術館に眠る巨匠たちも時に目を細めうなっているかもしれない。

誰って、ミケランジェロ、ラファエロ、ボッティチェリ、ティツィアーノ、レンブラント、マネ、ドガ、ホイッスラーたちだ。

















■ ジョン・シンガー・サージェント   「 エル・ハレオ 」

   1882年   イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館

Pochit Please
Thanks!



















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

07

Category: ◆サージェント

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

中東の旅の途中
■サージェント







「砂漠の住人」という名の遊牧民は、「警戒心」と「緊張感」を交えた表情で異邦人を出迎える。

そしてこの距離になると、サーベルにいつでもの手をかけられる準備はしている。

とってもスピード感ある筆さばきは、一瞬を鋭く切り取った描写を思わせる。
















■ ジョン・シンガー・サージェント   「 ベドゥイン族 」

   1905年   ブルックリン美術館


Pochit Please
Thanks!



















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

11

Category: ◆サージェント

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

何気ないワンシーンだが、位置取りがよくってゆっくり見上げ続けたくなる角度


■サージェント18







この後サージェントは肖像画や油彩から離れ、主に風景をモチーフにした水彩画に没頭していく。

子どものころから親しんだ水彩画独特の良さに生涯魅かれ続けたのだ。

乾いた後に色をダイナミックに置き埋めるのもいいが、即興的で透明感のあふれる仕上げも大得意だ。
















■ ジョン・シンガー・サージェント   「 ウィルトンハウスのパラディアン橋の階段に立つネヴィルウィルキンソン卿 」

   1905年   


Pochit Please
Thanks!

















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

02

Category: ◆サージェント

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

背景の黒がドラマチックに見せ~の、右手前と左奥の白い花が暗くなりすぎないように調整してくれている~
■サージェント17







今では最傑作ともいうべきだが、あの肖像画のせいでイギリスへ追いやられた。

画家としての命を失いそうになったが、新天地でも絵筆の動きを止めなかった。

そして、とうとうこの後あの作品が生まれるのだ。
















■ ジョン・シンガー・サージェント   「 ポピー 」

   1886年   


Pochit Please
Thanks!

















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

28

Category: ◆サージェント

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

頭部の3色ラインがにくい!

■サージェント16







川面が壁のよう。

視線を閉じ込め、少女をじっくり観てね、という作戦のようだ。

地べたに座って汚れないか、って心配になるほどに彼女のエレガンスが際立っている。
















■ ジョン・シンガー・サージェント   「 小川のほとりで読書する少女 」

   1888年   


Pochit Please
Thanks!























テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

21

Category: ◆サージェント

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

空気遠近法、遠くへ行けば行くほどやや青白く、ぼやけて見える、っていうものだが、、、


■サージェント15








ダヴィンチが発明した空気遠近法では、遠くへ行けば行くほどぼやけて見える、そう描いて遠近を表す。

だがこの作品は、遠くの一番上の階段がはっきりしている。

その理由は、上空の抜け感を際立たせ、観る者に階段を上下させたいからだ。
















■ ジョン・シンガー・サージェント   「 カプリの階段 」

   1878年   


Pochit Please
Thanks!




















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

10

Category: ◆サージェント

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

少女に絡む3つのユリがたまらない!!!


■サージェント14








背景の緑の抱擁。

沸き立つユリの喝采。

それらを味方に、無垢さ加減が無尽蔵に漂っている。
















■ ジョン・シンガー・サージェント   「 ヴィッカーズ家の子供たち 」

   1884年   フリント美術研究所


Pochit Please
Thanks!




















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

20

Category: ◆サージェント

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

サージェントの水彩、一つのジャンルかも?!

■サージェント13







心地いいスピードと潔さを持った筆さばき、、、

軽やかでおいしそうな色合い、、、

手前から右奥へ視線を吸い込む水面の表現によって、それらを観る者に何度も味わわせる。
















■ ジョン・シンガー・サージェント   「 サン・ロッコの学校 」

   1902年   


Pochit Please
Thanks!




















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

07

Category: ◆サージェント

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

フォーカルポイントは、、、え、、画家はこの絵のどこを観せたいのか?



■サージェント2







一番大きな対象?、派手な仕掛け付き?、中央?、フォーカスライン上?

大きな器も候補になりそうだが、右の赤い衝立に呼応させているあのピンク・・・。

結論、2つの陶器からの距離、他の3人からの距離、その均衡、存在が高められているのは小さい子かな。少なくとも力点ではある。
















■ ジョン・シンガー・サージェント   「 エドワード・D・ボイトの娘たち 」

   1882年   ボストン美術館


Pochit Please
Thanks!




















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

30

Category: ◆サージェント

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

ホットでエレガントでヤングな躍動inイタリア南部の島



■サージェント11







こんな遠くから人を描くことは滅多にないサージェント。

また、こんなに動いている対象も少ない。

あの作品も屋外だった。外でもっともっと描いてほしかったナ~。
















サージェント11L ジョン・シンガー・サージェント   「 屋上のカプリの少女 」

   1878年   


Pochit Please
Thanks!




















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

13

Category: ◆サージェント

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

こちらセシル・ウェイド夫人



■サージェント10






遠景の茶系や椅子の張地の赤味が不潔に見えてくるくらいの研ぎ澄まされ方。

そして、漆黒を突き刺すキラキラ感。

キリリとした「顔の輪郭」と「首筋のライン」が一層、ドレスにエレガントさを与え続けている。















■ ジョン・シンガー・サージェント   「 セシル・ウェイド夫人 」

   1886年   


Pochit Please
Thanks!




















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

22

Category: ◆サージェント

Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

セレブの中のセレブ、気品最高キリリッ!

■サーゲッント09








この女性、マダム-X

左手はテーブルに肘をつき、ややリラックス。右手は水平にスーッと伸び、とってもしなやか。

「その所作や表情はプライベートの時間でも常に高次元の洗練の中にある」ということをうまく表している。














■ ジョン・シンガー・サージェント   「 乾杯するゴートロー夫人 」

   1883年   


Pochit Please
Thanks!




















テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術