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  09 ,2023

~ For you just before visiting a museum ~                                  


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 I  M A

Author: I M A
〜19世紀以降の絵画を1枚1枚語るブログ〜 
美術史を塗り替え続けた日々を "簡単で軽率な3行コメント" とともにご紹介!
貴方の10秒を、いただきます。


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14

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今でも営業している銅像が目印のサントロペの老舗ホテル、ここのバーには当時多くのアーティストが集まったようだ。


■デュフィ17







画家でいうとマティス、シニャック、ボナール、そしてデュフィ・・・。

この地の温暖で開放的な風土、バーのカジュアルさにより、彼らは飲み物を注文してすぐに本題に入っただろう。

「楽し気で賑やかな”出来事”が詰まっている建物」、を描いたように見える。














■ ラウル・デュフィ   「 ホテル・スーブ 」

   1926年  


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テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

07

Category:   デュフィ

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人間にとって「青」って特別の色のようだ。見るだけで幸せホルモンを分泌させる色でもあるし~
■デュフィ16







「青はそのすべての段階において、本来の個性を保ち続ける唯一の色彩」。画家の有名な言葉だ。

濃くても深くても、薄くても明るくても、はっきりしていてもぼんやりしていても、誰もが持つ「青」に帰着する。

フェルメール、マティス、イヴクライン、名前の後にブルー、をつけて呼ぶのは青くらいだしっ。















■ ラウル・デュフィ   「 画家のアトリエ 」

   1935年  フィリップス・コレクション


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25

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パッと観てからがスゴい!じわじわ湧き上がってくる色彩!
■デュッフィ15






まずは、地味にシブく見える。

いやいや、アツいんだこれが。激しい頃を薄めた感じは全くない。

織り成すものが、観れば観るほど浮き上がってくる。














■ ラウル・デュフィ   「 セーヌ川のコンコルド橋 」

   1937年

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08

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派手派手マン参上!!ピカソとマティスの合作?・・・・ではないけどね!
■デュッフィ14






1914年、パリ。アツいねえ!何やら右手が裏返っているし、原色は使いまくりだし、顔はプリミティヴだ。

そう、キュビスムとフォービスムが、しっかりここに融合している。

1907年作で、1916年まで一般公開されなかった「アヴィニヨンの娘たち」をもしかしたら見たんじゃねっ?














■ ラウル・デュフィ   「 ナポリの漁師 」

   1914年

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22

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あっ、透明人間だ!
■デュッフィ13






サインがあるので間違いなく完成品だ。

デュフィ独特のまさに「すかした」描き方。

「絵画とは、軽快な夢想を奏でるもの」、そう言っているかのような抜き加減に「居心地いい中庸さ」を感じる。













■ ラウル・デュフィ   「 トルヴィル、ドーヴィルの両方の桟橋 」

   1928年

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25

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ブラックと一緒に制作していた頃の出来事!
■デュッフィ12






よく見る「爽やかで軽快なデュフィ」、とはだいぶ違う。ビビッドでバラバラチック。

デュフィが元々野獣派と分類されることが多いのはよーくわかる作品だ。

この先の「爽やかで軽快なあの世界」を繰り広げる前の大事な試行錯誤の時代でもある。














■ ラウル・デュフィ   「 赤と黄色の景色 」

   1908年   


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何かを選ぶことは何かを捨てることだ!
■デュッフィ11






写実的な描写よりも大事にしたいもの。いや写実的に描くことにより失うもの、それをデュフィは恐れていたのだ。

「色立ちめくリズムの舞い」、それこそが彼のオリジナル、削ぎ落としながら育て残った純正物だ。

削ぎ落とし、磨きをかけ、オンリーワンになる、ビジネスでもランチェスター戦略という名で知れ渡っている。














■ ラウル・デュフィ   「 静物 」

   1928年 


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メルヘンチックでいて、しっかりスタイリッシュ!
■デュッフィ10






「透明感が・・」とか、「清々しくって」・・、とか言う前にデッフィの画風の源を知りたい。

プッサン、ドラクロア、ゴッホ、ゴーガン、モネから学び、マティスやピカソ、ヴラマンクにも影響を受けた。

やがて写実を嫌い、左手で描いていたりした。その勇気には実に敬服する。














■ ラウル・デュフィ   「 ル・アーヴルの海のパレード 」

   1925年 


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青を使い込み、その効果を知り、とことん追い求めた画家、デュフィ。
■デュッフィ09






右の赤の輝きと左の奥行を感じながら観る者にとって全体の青はとにかく眩しい。

写実から距離を置いているお陰でゆっくりと画面の隅々まで自分勝手に舐め廻すことができる。

特に白への寄り道は大事で、青と緑そして赤の深い味わいに対して、箸休めの役を十分に全うしている。














■ ラウル・デュフィ   「 門扉 」

   1930年

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絵の中の絵、って「画中画」っていうけど・・・
■デュッフィ08







あの絵が全部見えないから、手前に戻って元の絵に目を委ねるしかない。でもどちらも気になる。

というのも、どちらも丁度同じくらい見たい。ていうか、遠近で気持ちいい。

デュフィ。海の絵や馬の絵もいいけど、室内もとにかくいい。マティスがすぐそばにいるようだ。














■ ラウル・デュフィ   「 静物 」

   1931年

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超ミステリアスな童話のワンシーンかのようなっ!
■デュッフィ07






この透明感は絵の具の違いだけじゃないはずだ。

コツは、「強弱しっかり、濃淡くっきり。」そしてもう一つ、加えたい!

それは逞しい程の「小気味いい遊び心」。














■ ラウル・デュフィ   「 景色 」

   1915年

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アネモネという花は気の毒な花だ!
■デュッフィ06






この絵からは「毒持つ花」の雰囲気はないが・・。で、花言葉は「はかない夢」・・。

「したたかに身を守る術は持つが、そのくせ夢は叶わない」、って・・。何て切ないこった。

だけどデュフィの描く濃淡は、軽快さと爽快さが追いかけっこするように無防備で、かつ奔放だ。














■ ラウル・デュフィ   「 アネモネ 」


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一見変なことでも伝わる人には伝わる。伝わらない人には一生伝わらない。アートってそういうものかも。突き詰めた上に成る革新の技と形。それは例えて言うなら、真上からしか見えない高嶺の大輪の花。余程身をさらさないと視界に捉えられない。だからその蜜の味まで知ってしまった者はもう虜に屈するしかない。決して引き返せない道を刻んでしまったのだ。
■デュッフィ05






1905年、サロン・ドートンヌでマティスに感銘を受け、以後フォーヴィズムに没頭した。

これは、1906年の作品だが、恐る恐るフォーヴのリズムを試しているようだ。

ステンドグラスの彩りをいい練習台にして、いよいよ野獣のステップが唸りを上げる。














■ ラウル・デュフィ   「 ステンドグラスの窓 」

   1906年 


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一瞬で感じる世界
■デュッフィ04






いつもそうだ、デュフィの絵には楽しそうな雰囲気が蔓延している。

同世代の画家とは一味も二味も違うポジティヴさ、奔放さ。

うまい、ヘタだけで比べられる時代を通り過ぎた美術史は彼のような「全体を端的に捕らえる絵画」を産んだ。














■ ラウル・デュフィ   「 ニースのカジノ 」

   1948年 


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モロッコの宮殿だって!
■デュッフィ03






「赤」と「青」。「情熱」と「知性」の上に成り立つ至宝の存在をほのめかす組合せでもある。

それにしても、あっさりしてていい。

短時間で仕上げられているが、可憐な紋様だ。この国の歴史が詰まっている。














■ ラウル・デュフィ   「 メナラ宮の内部 」

   1926年 


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爽やか過ぎて・・青い鳥まで飛んでいる
■デュッフィ02






ブラックと交友、マティス、ゴッホ、ゴーガン、モネ、ピサロなどに影響を受けた。

が、何も知らなかったように独自の世界を作ったデュフィ。筆遣いの繊細さと浮き立つほどの軽やかな色の配置。

ひと目見て、「鮮やかだな~」、の後さりげなく沸き立つは、「色の波」。・・・二段階攻撃だ。














■ ラウル・デュフィ   「 収穫 」

   1929年 


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いっぱい描いても清々しい絵

■デュッフィ01






仕事中でも遊び出したくなるくらい楽しそう。誰とでも仲良くなれそう。

そして、わがままなシンメトリーは何故かそわそわさせる。

重奏、協奏、じっくり観ないと損するくらい濃い。指揮者はデュフィ。














■ ラウル・デュフィ   「 窓の開いた部屋 」

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