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  09 ,2023

~ For you just before visiting a museum ~                                  


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 I  M A

Author: I M A
〜19世紀以降の絵画を1枚1枚語るブログ〜 
美術史を塗り替え続けた日々を "簡単で軽率な3行コメント" とともにご紹介!
貴方の10秒を、いただきます。


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10

Category:   青木 繁

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古事記のワンシーン!❷男の体の具合が凄まじい。
■青木繁 08







無防備に天に反らせた胸、直前の出来事の壮絶さを強く伝えてくる。

少し長い弱々しく立つ左手、命尽きる間際を示すような状態を感じさせる。

力感をまだわずかに残している右肩、最後に使われた筋肉であるかのような・・・。














■ 青木 繁   「 大穴牟知命 」 
  
   1905年   アーティゾン美術館  

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テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

27

Category:   青木 繁

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古事記のワンシーン!➊
■青木繁 08






一見マネのあの作品よりもショッキング!・・・でも実はそうでもない。説明しよう。

左の女が貝殻の粉、右の女が乳汁、それらを混ぜてこの男にかけると生き返る、というもの。

右の女はあの女だ。右から4番目の。青木の愛する女、福田たね、その存在の大切さがよくわかる。














■ 青木 繁   「 大穴牟知命 」 
  
   1905年   アーティゾン美術館  

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26

Category:   青木 繁

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青木の実質デビュー作!、兼、ブレイク作!
■青木繁 07






「土臭い写実ばかりに苦労し、これを芸術の全部だと思っているらしい団体の中に、超自然の事に手をつ

けようとする人のあるのには喜ばしい。」初受賞した青木への当時の主催者である読売新聞のコメント。

「画家の皆、写し取るのではなく、青木のようにもっと想像力を働かして描こう!」ということらしい。













■ 青木 繁   「 黄泉比良坂 」 
  
   1903年   東京藝術大学大学  


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25

Category:   青木 繁

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明治時代、19歳でこのやり方!
■青木繁 06






東京美術学校入学間もない時期の作品。一つの完成されたカタチができている。

当時青木は友人に「絶食している」と強がっていたが赤貧状態はひどく、異臭放ちつつ学校に通っていた。

ただし、「絵なら成功できる」と出てきた手前、ただの優等生では意味がなかったのだ。














■ 青木 繁   「 ランプ 」 
  
   1901年   河村美術館  


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19

Category:   青木 繁

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青木繁最期の作品だが!
■青木繁05






腑に落ちない。「次への希望」という名の「現世の絶望」か。それほどに弱っていたのか。

いや、でも、それにしても、すがすがしい。

もしかしたら、生まれ変わって今この世のどこかにいるかもしれない。輪廻転生のリセットの絵。














■ 青木 繁   「 朝日 」 
  
   1910年


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07

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どうやら龍宮城らしい!! 泡が湧き上がっているし!!


■青木繁04






題材はというと、日本最古の現存書物「古事記」から海底宮殿のワンシーン。

ただ、どう見ても三人の女性の姿が大和なでしこではない。明らかに西洋人だ。が、まあいい。

あの傑作も仲間の話をネタにあそこまで迫真極まる勢いをもって描き上げたのたから。














■ 青木 繁   「 わだつみのいろこの宮 」 
  
   1907年  石橋美術館


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09

Category:   青木 繁

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必死に町中を探しまくった傘が、・・・これだ!


■青木繁03






無我夢中でこの2人に合った傘を求め走った。

何を描きたいか決まったからだろう。

傘の大きさが子供を一層あどけなく見せ、その色調が2人のいつもの楽しい世界を醸し出している。














■ 青木 繁  「 二人の少女 」 
  
   1909年 


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06

Category:   青木 繁

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これぞ自画像、みしみしくる!

■青木繁02






ふてぶてしい。「臓器の1つや2つくらい取られても描くよ」って感じ。

一途な瞳、頑強な鼻、爆熱家の口。エラく自信に満ちた表情だ。

正に天性の才能を28年間のうちに燃やし尽くしてしまうほど、その魂の高鳴りを極めた。














■ 青木 繁   「 自画像 」 
  
   1904年


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02

Category:   青木 繁

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岸田劉生の麗子なみに美術の教科書に載っていた。

■青木 繁






1904年、明治にしてはあまりにもプリミティヴな様相だ。

全て想像で描いたなんて。

人から聞いた話だけで、こんな特殊な光景を描こうとする意欲がまずスゴイ。














■ 青木 繁   「 海の幸 」 
  
   1904年  石橋美術館


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