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  10 ,2020

~ For you just before visiting a museum ~                                  


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 I  M A

Author: I M A
〜19世紀以降の絵画を1枚1枚語るブログ〜 
美術史を塗り替え続けた日々を "簡単で軽率な3行コメント" とともにご紹介!
貴方の10秒を、いただきます。


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Category:   エゴン・シーレ

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対峙の先は!!
■シーレ04







誰と、あるいは何と闘うのか?

それは、現実の相手なのか?

持て余した執着の深い自らの存在なのか。
















シーレ04 エゴン・シーレ   「闘う男」

  1913年


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Category:   エゴン・シーレ

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大好きだった向かいに住んでいた義父
■シーレ102







椅子から滑り落ちそうなくらい重力を感じさせない。

座りながら横たわっているように「眠り」をテーマにした。

かなりの老いを、その少し先まで包括、連想させるように描いた。
















■ エゴン・シーレ   「 ヨハン・ハルムス 」

   1916年    グッゲンハイム美術館


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どんどん売れてきたシーレがこの頃取り組んだことは・・・!
■シーレ101







無料の共同展覧会開催や画集制作販売等のための組織設立(クリムトも共同設立者)を計画していた。

それには困窮するオーストリアの芸術家を援助する目的も含まれていた。

翌年の出来事がなければ、、、。
















■ エゴン・シーレ  「 古い街Ⅲ、緑の中の街 」

  1917年  ノイエ・ギャラリー


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ブダペストの展覧会に出品した意欲満々の作品!

■シーレ100








シーレのテーマ、「生と死」が共存する世界。

いや、共存していることを表した作品。

また、時間軸でいうと、「生」とは、常に「過去」が増え、結果「未来」を少しずつ削り取られる状態、ということだ。
















■ エゴン・シーレ   「 Sunflowers 」

   1911年    アルベルティ―ナ美術館


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モデルで恋人のヴァリーとは、今ウィーンの美術館にペアで展示されている。
■シーレ99







シーレの作品で「対」になっている絵はこれらしかない。サインの位置までもがそれを語っている。

・・・自身の絵のためにその存在の重さに気づいたのであろう。

そして本人も、「ぼくから絵をどけたら何をすればいいのでしょう」というくらい、絵しかない男だった。















■ エゴン・シーレ   「 ほおずきの実のある自画像 」

   1912年   レオポルド美術館


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「オーストリアのモナリザ」と呼ばれる傑作。

■シーレ98







シーレが彼女を最も愛した時期の作品だけあって、深く情愛が込められている。

「白と黒」、「赤と緑」でお膳立てをし、無垢な瞳で視線を奪う。

そして、厚塗りでリズミカルな背景は、それらをより一層効果的に見せている。
















シーレ13L エゴン・シーレ   「 ヴァリー・ノイツィルの肖像 」

   1912年   レオポルド美術館


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1911年、シーレにとって最も苦しく、また最も輝かしいスタートの年だった。
■シーレ96







「僕は永遠の子ども」、と言いながら生活にはとにかく困窮した。

「猥狭で自由奔放な絵」と「借金を懇願する手紙」をかき続ける日々だった。

確執が続いた母だが故郷の地で、幾分温もりも感じられるひと思いの表現を披露した。
















■ エゴン・シーレ   「 眠る芸術家の母 」

   1911年    アルベルティーナ美術館


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17歳の作、ひたすら描きまくった。
■シーレ96



まだシーレではない。

だが、描くことに対する「執着心」は常に最高潮だった。

そして、自己肯定感最高の「自尊心」、こんな人間には誰もかなわないのだ。
















■ エゴン・シーレ   「 レオポルドとマリー・チハチェクのアパートの眺め 」

   1907年    オーストリア・ギャラリー


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船好きなシーレ。どれも生き生きしていて人の暗喩のよう。



■シーレ95








勇ましい蒸気船、優雅な帆船。

それは、男性的だったり、女性的だったり。

黄色い帆、言わば「女性の色めき加減」がこの絵の色彩効果の全てを決定づけている。

















■ エゴン・シーレ   「 トリエステ港の蒸気船と帆船 」

   1912年   アルベルティーナ美術館


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色が湧き上がってくる~

■シーレ94







モデルで恋人のヴァリ。

落ち着き過ぎた眼差しとボリュームたっぷりの髪の毛。

紅い唇の描き方は、何か言いたいけど言えないような切なさを感じる。
















■ エゴン・シーレ   「 黒い髪の女の肖像 」

  1914年   レオポルド美術館


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印象派と野獣派のミックス仕様?!そして?





■シーレ93








いろんなものを吸収していくシーレ、17歳の作。

あえて、水面を傾け安定感を奪っている。

遠近に立ち交う木々と影が、それに力強く心地いいバランスを与えている。
















■ エゴン・シーレ  「 池に映る木々 」

   1907年   


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この手で描くんだよ、この目と頭脳で見出しながら・・・



■シーレ81








どんどんうぬぼれていく初めの頃。

加速度がついたのは、モデルで恋人のノイツェルとの出会い。キワドい以上の作品もいっぱい世に送った。

「描いてはいけないものなんてないし、オレの手にかかったら全てが神聖なものに変わるんだ。」
















■ エゴン・シーレ  「 孔雀柄のベストを着た自画像 」

   1911年   


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濁り加減が何かを表している?!


■シーレ81







家族の思い出深きこの町、前年にここを訪れている。

そして、この年は最愛の妹が結婚した。

2つの建物の隣接具合と感情にじむ佇まいから、つい画家の心境を察してしまう。
















■ エゴン・シーレ  「 クルマウの古い家 」

   1914年   


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カラフルなリンク具合がイイ

■シーレ80






地味に港にたたずむ船。

大きな方の船体のボーダーと小さい方の船底の色具合がとってもキュート。

それを、繋いだり、一体化させたり、引き立てたりしている絵。
















■ エゴン・シーレ   「 トリエステの漁船 」

   1912年   


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厳しい批判を受けた過去も、もがき苦しんだ時代も乗り越えた。
■シーレ89







そして今ここに、まだ見ぬ安らかさを求める画家がいる。(しかし子はまだ胎児のはずだ)

タイトルは「家族」。皆命奪われる直前に描かれた、ほんの少しだけ先の切なすぎる未来。

描かれたからにはもう、誰も壊すことはできはしまい。












■ エゴン・シーレ   「 家族 」

   1918年   オーストリア・ギャラリー


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背後の男を見れば見るほど女が神聖に見えてくるゾ!
■シーレ88







大きく、深い瞳は、観る者を見透かすような凄味さえある。

画家は、この女をとっても大切に思っていたはずだ。

なぜなら、衣装の黒から浮かび上がる「青」を首元に配しているからだ。














■ エゴン・シーレ  「 哀しみの女 」

   1912年 レオポルド美術館


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左が師匠のクリムトで、右がシーレ自身で、、、なんて解説されるが、そんなことはどうでもいいほどエネルギーが満ち溢れていることに気付く!共に、画面が狭すぎる、と叫んでいるような情景だ。
■シーレ87






左、変幻自在な枝葉、そして研ぎ澄まされた力強い支え木。

その横で、やや低い位置からではあるがさらに長い支え木に弱々しく縛られた樹。

その樹は、シーレのモデルでもあり、この時期「焦げる程熱い生」を共にしたヴァリー・ノイツェル、彼女を示すものに違いない。














シーレL エゴン・シーレ   「 秋の太陽 」

  1912年  

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この作品の1年前に出会ったモデル兼恋人ヴァリー、18歳。 ~3~
■シーレ86






それは、画面唯一の白の世界に囲まれて、

静かに全ての男を誘い出すかのように、

赤やオレンジよりも遥かに高い温度を持って輝いている。














■ エゴン・シーレ   「 流れる金髪を持つ座る女 」

  1912年   アルベルティーナ美術館

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この作品の1年前に出会ったモデル兼恋人ヴァリー、18歳。 ~2~
■シーレ85






構図と線で勝負。

背骨から腰へのゴツゴツした曲線の描写が象徴的だ。

この体から、温かみをすべて排除し、女性性を丸ごと包み込んだ「逆エロティシズム」だ。

















■ エゴン・シーレ   「 青いストッキングを履いた前かがみの裸婦 」

  1912年

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この作品の1年前に出会ったモデル兼恋人ヴァリー、18歳。 ~1~
■シーレ84






構図と色彩で勝負。

本人は窮屈だろうけど、絵的にはとてもいいバランスだ。

また、潔いシャツの折りしわが、強い色をまとめ上げ、爽やかな緊張感をもってリードしている。














■ エゴン・シーレ   「 黒いストッキングを履いた前かがみのブロンズの少女 」

  1912年  レオポルド美術館
 


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