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  09 ,2023

~ For you just before visiting a museum ~                                  


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 I  M A

Author: I M A
〜19世紀以降の絵画を1枚1枚語るブログ〜 
美術史を塗り替え続けた日々を "簡単で軽率な3行コメント" とともにご紹介!
貴方の10秒を、いただきます。


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09

Category:   エゴン・シーレ

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背後の男のための背後の男が描いた肖像画
■シーレ112







全てを許す表情。

他に尽くす一途な瞳。

そして、「美」の世界に憧れた気高い女の顔である。
















■ エゴン・シーレ  「 哀しみの女 」

   1912年 レオポルド美術館


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テーマ : 絵画    ジャンル : 学問・文化・芸術

23

Category:   エゴン・シーレ

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色と線の二重奏
■シーレ123







このシリーズ、控えた描写が実は観る者にどんどん深みに導く。

魅入るように洞察の底へ。

色が線を引き立たたせ、線が色を下支えしている。
















■ エゴン・シーレ  「 青いドレスと緑のストッキングで立つ少女、背後から 」

   1913年  


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12

Category:   エゴン・シーレ

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そそり立つモーレツな自己愛!
■シーレ122







「奮い立った頭髪」は、永遠をも感じさせる”ド派手なウルトラマリンブルー”。

「何をも手に入れられる」、とい言わんばかりの”貪欲で精巧な手”。

そして、その表情は、「オレは何者にでもなれる」、という”自信と陶酔”に満ちあふれている。
















■ エゴン・シーレ  「 自画像 」

   1910年  


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11

Category:   エゴン・シーレ

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新しい芸術家集団(ノイクンストグルッペ)結成の仲間
■シーレ121







美術学校の伝統的な表現方法に反逆した面々。(後にココシュカも加わる)

メンターであるクリムトからメタリックペイントを学び、独自の道を模索し始めていった。

まばゆくも深淵なる表現を追求していった。
















■ エゴン・シーレ  「 画家ハンス・マスマンの肖像 」

   1909年  


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10

Category:   エゴン・シーレ

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人気急騰中!急逝前・・・。この年「第49回ウィーン分離派展」にクリムトの後を引き継ぎ、50点もの新作を披露した。美術史という大きな階段に片足を掛けたばかりだった。
■シーレ120







これは肖像画の依頼作だ。

零れ落ちそうな本たちは行き場を求め、コラー氏が引き受ける。

愛するものを表すのに描く方法としての一体感とクローズアップ作戦だ。
















■ エゴン・シーレ  「 フーゴー・コラーの肖像 」

   1918年  オーストリア絵画館


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09

Category:   エゴン・シーレ

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丸2日ほど苦しみつつ死に至るとされる最も重い刑罰、磔刑。

■シーレ 119







盗人の二人には、光途絶えた太陽を。

イエスには、輝きを発する尊大な光輪を。

この年出会ったクリムトへの発表作のような斬新な構図だ。
















■ エゴン・シーレ  「 磔刑 」

   1907年  


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08

Category:   エゴン・シーレ

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この頃のウィーンの活況は世界随一だった。
■シーレ118







音楽、建築、美術、工芸、そしてそれらを再構築を促すに至る精神医学の確立まで・・。

このウィーン郊外の町でさえも深い趣と真新しい設計の融合が見られた。

その上空から、野生のプリズムとなるシーレの生臭い筆先が捉えた「うごめきのワンショット」だ。
















■ エゴン・シーレ  「 プルカースドルフ 」

   1907年  ノイエ・ギャラリー


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07

Category:   エゴン・シーレ

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■シーレ117







装飾をまとい、装飾をはがしている最中か。

クリムトから学びそれを超えるための試行錯誤の日々。

シーレ独特の、「削ぎ落した果ての線と色」、が見えてきそうな作品だ。
















■ 「 ゲルティ・シーレの肖像 」

   1909年   ニューヨーク近代美術館


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06

Category:   エゴン・シーレ

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平面から飛び出すような眼力!
■シーレ116







32cm×40cm、実際の大きさだ。

もっともっと大きくありそうなのは、この絵の「迫りくるもの」と「包み込むもの」からくるものなのだろう。

彫刻のような存在感をも刻み込んだ「永遠のミューズ」。
















116Wally エゴン・シーレ   「 ヴァリー・ノイツィルの肖像 」

   1912年   レオポルド美術館


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05

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1909年、シーレ19歳の作品。
■シーレ115







前年クリムトに出会った。というより、押しかけていった。

瞬間的に圧倒された。彼の作品に、そして奔放な彼の生き様に。

金や銀をこの絵に織り交ぜたのは、必至でそのエッセンスを吸収したかったせいだろう。
















■ エゴン・シーレ  「 画家アントンペシュカの肖像 」

  1909年


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04

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明らかに何かを象徴している4本、いくつもの解釈があるが、、、、
■シーレ114







過去の自分、うまくいっている自分、欠落している自分、幼いこれからの自分・・・。

全てに自然の恵みが潤沢に注がれている。

いくつものシーレ自身の内面の「自画像」とも受け取れる作品だ。
















シーレ02 エゴン・シーレ   「 四本の木 」

   1917年    オーストリア絵画館

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03

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荒れ果てた地に消えかけるわずかな望み。
■シーレ113







この場で息遣いがあるのは乙女だけだ。

あらゆる命をも見捨てたような岩肌。

そして男は、実は生きているが死んだふりを、いや死んだ側面を見せている。
















■ エゴン・シーレ   「 死と乙女 」

   1915年   オーストリア絵画館   


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02

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タイトルは「哀しみ・・」だが、弱っている女ではなさそうだ?!

■シーレ112







口元の力強さ。

鼻筋の気丈さ。

澄んだ湖底からの光が発せられている瞳。
















■ エゴン・シーレ  「 哀しみの女 」

   1912年 レオポルド美術館


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28

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一見弱っちい木々たちだが、、、
■シーレ111







空と水、底知れぬ輝きとパワーで満ち満ちている。

地面に散らばる白や赤の”貝殻チックなしるし”は生み出してきた作品たちか。

多様な色をまとった「美術史という名の山肌」はにこやかにこの「2本」を眺め見ているようだ。
















■ エゴン・シーレ   「 川の風景 」

  1913年


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07

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水彩だが濃厚

■シーレ 110







ブルーの瞳は奥深く見え、、赤い頬は手前に出てくる活気を伝える。

モデルの焦点が定まらないのはいつものことだ。

「瞬間」を描くというより、「不変」を捉え、表現していたからだろう。
















■ エゴン・シーレ   「 しゃがんだ姿 」

  1913年  


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31

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もしかしてあの絵から?
■シーレ109







水しぶきを予感させる波先の表現。

「ジャポニズム」、いや北斎からの影響を受けている。

こちらの方は、崩れたバランスの中、「淫靡な液体」が湧き上がり、流れ出しているようだ。
















■ エゴン・シーレ   「山の急流 」

  1918年  ノイエ・ギャラリー


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22

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ヴァリー・ノイツィル、20歳、エゴン・シーレ23歳、危なっかしすぎる二人。


■シーレ108







画家はモデルに実にいろんなポーズを要求した。

モデルは、すべてに応えた。

画家は、集中力とスピードをもって一気に描いていった。
















■ エゴン・シーレ   「 膝を上げた赤いブラウスのヴァリー 」

  1913年  


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24

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シーレのミューズ、モデル:ヴァリー!!
■シーレ107







狂おしいほどのオレンジ。

恍惚への誘い。

髪、ブラウスを引き上げてのオレンジ、一番ここを見て!と言わんばかりだ。
















■ エゴン・シーレ   「 模様のあるブラウスを着た女性 」

  1912年  ネルソン・アトキンス美術館


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07

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対決相手は!!❷
■シーレ04







誰と、あるいは何と闘うのか?

ノイレングバッハで投獄された直後の作品だ。

自身の表現する芸術を理解しない人々か、あるいは理解されない自身の表現力へか。
















■ エゴン・シーレ   「闘う男」

  1913年


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ちょ~っと、フェルメールのあの絶品中の絶品風景画を思い出す!シーレがそれを見ていた可能性はないこともないが。
■シーレ105







デルフトの眺望」。

ポイントは、オレンジとブルーの使い方だ。

さらにこの作品に限って言えば、暫く魅入っていると地平線のイエローは全体の風色を橋渡ししていることに気づく。
















■ エゴン・シーレ   「 絵画教室からの眺め、クロスターノイブルク 」

  1905年  ニーダー・ザクセ州立美術館


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