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  09 ,2020

~ For you just before visiting a museum ~                                  


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 I  M A

Author: I M A
〜19世紀以降の絵画を1枚1枚語るブログ〜 
美術史を塗り替え続けた日々を "簡単で軽率な3行コメント" とともにご紹介!
貴方の10秒を、いただきます。


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イカ墨色がうまいゾ!
■ブラック13






一連のキュビスム以後のベタ塗り室内画。

マテイスがピカソが、「なるほど、そう行くか~」って言いそうなくらい、うまいこと集約、昇華した。

地味っぽいけど、1枚のタブローとしてはとっても心地いい「静けさと温かみ」、そして程よい「深さ」もある。














■ ジョルジュ・ブラック   「 奥の部屋 」

   1944年   ポンピデュー・センター


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働くことで忘れられる、いや薄らぐ「苦しみ」が、にじみ出ている。
■ピカソ28






ピカソの1901年から1904年の作品は、皆陰鬱な様相を呈している。友人の望み絶たれた末の自殺が原因だ。

この女性も不遇であろう。もしかしたら、盲目かもしれない。でも、必ずしも盲目が不遇であるとは限らない。

かなりの貧困かもしれない、でも必ずしも貧困が不幸って訳でもない。「絶望」こそが最大の不幸である。














■ パブロ・ピカソ   「 アイロンをかける女 」 
  
   1904年   グッゲンハイム美術館
   

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荒涼だなあ。でもかすかに温かいなあ。
■ワイエス15






「Old Crow」っていうアメリカン・ウィスキーがある。とうもろこしをアルコール発酵させた琥珀色のリカーだ。

香ばしく落ち着いた風味で、やや甘みも利いてバランスのいいバーボンだが、ややパンチが足りない。

もし、アメリカの雄大さとはかなさを同時に描くワイエスの描画がラベルだったら、かなりの深酒を誘うことだろう。














■ アンドリュー・ワイエス   「 冬景色 」   

   1942年   ホイットニー美術館     


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ずばり、このシチュエーションを理解したくなるのが人情。この人何をやってる中?
■ホッパー14






画家に見透かされているようで、ちょっとイヤだけど、色彩という名の光にどうしても惹きつけられてしまう。

窓。右の淫靡を灯したような赤、そして左にはそれを浄化するかのような動く青。

さらに、それらを抱き込むような外界。・・観る者を強制的にこの部屋へと誘い込むが、デッド・エンドだ。













■ エドワード・ホッパー   「 夜の窓 」
 
   1928年  
 

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この画家、軍隊で暗号制作者をしていたせいでか、お題を全く教えてくれない!
■トゥオンブリ03






というか、描く対象が決まっていなくて、あるいは分類できない何かなのかも。

でも、いいなあと思える「軽快な不思議さ」には観ていて和んでしまう。

当時この領域の画家がいなかった。美術史においての必要な隙間を埋めたこの画家に、脱帽。














■ サイ・トゥオンブリ   「 無題 」

   1961年   グッゲンハイム美術館


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「嫌悪を含む快感」、川村記念美術館に行ったらわかるこの画家の凄み!
■ステラ03






あそこに行くまでは、「おとぎ話」の数ページだった。

でもそこに行くと、それは「削ぎに削いだアツいメッセージ」であることがわかる。えっ、どんなメッセージかって?

「色とその分割だけで最小で最大のものを作る」。そんなことやることのリスクは計り知れないが、やってくれた。














■ フランク・ステラ  「 無題 」

   1968年   グッゲンハイム美術館


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「青」「独」「酒」
■ピカソ27







しっかりとした着衣、姿勢、表情。だが、深い青に浮かぶ目、口、鼻は病的なシグナルを送ってくる。

あまりに独りに慣れた男が時折やる自暴自棄な行動、それを起こす前の束の間の静寂か。

この酒は、やがてこの男から理性という名の重力を消し去り、どこか浮遊できる場所へ着実に向かわせる。














■ パブロ・ピカソ   「 アンヘル・フェルナンデス・デソト氏の肖像 」

   1903年   


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これってブラック!名前の割りにカラフルだなぁ・・・
■ブラック12






そう、ブラック。ちょうどあの時期の・・・、そう、野獣派の時代。マティスなんかもね。

ピカソと共同制作もした。理論派で器用で、思い切りがいい。それはそれは学びたいところだ。

ところで、ブラックほどこれまた名前の割りに、「染まりやすく、熟しやすい画家」は、なかなかいないのだ。













■ ジョルジュ・ブラック   「 木々の向こうの家 」  

   1906-07年   メトロポリタン美術館

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その帽子はバレるわ!
■ワイエス14






どうにも人間が稚拙に見えるアングルだ。

そして銃の無頓着さをアダ笑うかのような立派な枝ぶり。

ところで、遠景の樹々を描いたのは最後の方だったろうけど、すっごく楽しみながら刻み込んだように思う。














■ アンドリュー・ワイエス   「 ハンター 」   

   1943年     


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「フランシス・ベーコン展」を観る前に見ておいて欲しい!その2
■ベーコン01






ベーコン、ホックニーとも交遊ありの英国現代アートの三羽烏の一人、ルシアン・フロイド。

存命中最高値の35億もの値が付いた有名画家も、さすがにベーコンにやっつけられている。

一方アンディーにやられた「マリリン」。その表現の違いは事実への「暴露」か「加工」かということ。














■ フランシス・ベーコン   「 ルシアン・フロイドの頭部の習作 」

   1967年

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イヨッ、想像力豊かなまともな写実画家!
■ダリ06






サルバドールの有名な言葉。「私と狂人との唯一の違いは、私が狂人ではないということだ」、だけど・・・

多分狂おしいほどに真面目で神経質な人だったはずだ。

こんな絵を描いてるんだから、狂っているわけがない。もしそうなら、狂人との違いなんか興味はないだろうし。














■ サルバドール・ダリ   「 イスパニア 」

   1968年

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シンプルというよりは、大胆!
■熊谷守一01








熊谷守一。ネコで有名。

コチラ、何てことない風の絵だが、その実、色の面積分量には気が遣われすぎているくらい。

集約する色、開放する色、どちらかと言うとのんびり気分が画面に伸びやかな安堵感を与える。














■ 熊谷 守一   「 岩殿山 」

   1960年    京都国立近代美術館 


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一気にキュビスム、それからゆーっくり変幻!
■ブラック11






ブラックの十八番、「キュビスム」・・は確かに”立体派”。

でも彼の画業をゆーっくり見ると、むしろ”断片派”とも言えよう。いや改め、”分割派”。

画面に載せる題材を自由に切り取ってきて、体よく合わせる。時に立体、時にコラージュ、時に寄せ描き。ウーン。














ブラック11L ジョルジュ・ブラック   「 マントルピースの上のギターと静物 」  

   1921年   メトロポリタン美術館

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ミロやダリに影響を受けつつ”This is Rothko” の境地に達した。
■ロスコ07






人の感覚という複雑な、でも単純なジャングルジム。

そこに器用にくぐったり乗り上がったりして訴えるのではなく、ただ柔らかな厚い霧を上空から注ぎ込むのだ。

やがてそれはブランコやシーソーまでも染め上げてゆく。














■ マーク・ロスコ   「 Untitled 」
    

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マドリッドの魔法使い!
■ダリ05






サルバドールの写実は180°いや360°我らの常識をへし折ってくれる。

攻め立てられる理性。自明をかき混ぜる魔の手。

沸き上がる琥珀のルージュは、観る者の目と脳の間に透明な香りの嵐を静かに奏で続けてくれる。














■ サルバドール・ダリ   「 花の革命 」

   1970年


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バルセロナの星!
■ミロ07






ハートに虫がぶら下がっている。バレリーナのお尻に。

円弧の放散は彼女の躍動を表している。

シュールだが抽象、ダリやマグリットたちと全く違う独特の世界だ。














■ ジョアン・ミロ   「 バレリーナⅡ 」

   1925年   


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Welcome!M! From N.Y.#2
■ホッパー13






雲が、突っ立ったまま動かない灯台の様子を伺っているかのようだ。

静かだ。のどかだ。でもどこか、いつもの「何かが足りない感」が漂う。

その、「足りない」や「取り残された」ものこそが、画家が描きたかったものなのではないか?














■ エドワード・ホッパー   「 トゥーライツの灯台 」
 
   1929年   メトロポリタン美術館  
 

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だから扇子が尖っているのか?あれで顔近くをあおぎたくないなあ・・
■ブラック10






「芸術においては、真実を歪めずに効果を上げることはできない」ってキュビスム画家 ”ブラック”!

真実を壊して、部分を手に取るように大事に眺め、真実を翻訳するように画中に落とし込んでいった。

これしかない!っていうほどの自信に満ちた筆さばきだったことだろう。














■ ジョルジュ・ブラック  「 テーブルの上(扇子のある静物画) 」
  
   1910年   ニューヨーク近代美術館 

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縁取りがカワイイ!
■ピカソ26






絵画価値として最も人気がある「Blue Period=青の時代」の作品。

緻密な描写ではないが、少女のふんわり感とあどけなさ感が全体的にある。

つま先立ちの割に上半身がリラックスしているのは、キュービスムの魔法だ。














■ パブロ・ピカソ 「 鳩を抱く少女 」 
  
  1901年  


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「マン・レイ」って「レディ・ガガ」の師匠みたいな名前!もちろん芸名だけど。
■マン・レイ02






迫ってくる、遠くへゆく、響き。

その満ち引きを表現するには、得意の写真ではちょいと難しい。

空気の伝播を促す装置が役割としてだけではなく、人を魅了する音色に溶け込んだ様を見せている。














■ マン・レイ   「 JAZZ 」

   1919年    


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